小さなストレスの積み重ねが一番危険!たった一つのシンプルな解決法とは?

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 私は短気である。常にイライラしているという自負さえある。
 特に物事が自分の思い通りにならないことに過剰なストレスが溜まるようで、些細な事で言えば、出かける直前で家のカギが見つからないだなんて事態は憤慨の極め付けである。
 誰が悪いわけではない。昨日帰ってきた段階でカギを定位置に仕舞っておけばこんなことにはならなかったのである。強いて言えば私自身のせいだ。
 しかし私は、すぐに見つかって当たり前のはずのカギが見つからないことを理不尽と解釈し、腹立たしく思ってしまうのであった。
 ムキーーーーッ。

 

ストレスの普遍的原因とは

 現在、私の勤める社内での皆のストレスの原因ベスト2は、「1. 何度注意しても指示を守らない者がいる」ことと、「2. トップの経営方針が迷走している」ことである。地方の零細企業だ。
 それら2つに共通することは、「従業員の力ではどうすることもできない」ということだ。

 たいして複雑な仕事でもないにも関わらず、もうかれこれ3年も働いているのに、指示を守らない・簡単な作業を間違える・仕事の段取りを覚えていない、という者については、もはや改善の余地がないのだった。これについては下記で引き続き述べていく。
 トップの迷走した経営方針についても、何か意見をしてクビになったら困るし、第一、サラリーマンなのだから社長の指示は絶対であり従わなければならないから、従業員としてはどうすることもできない。

 どうすることもできないこと。
 そして、一見小さな要因であること。
 これがやがて大きなストレスとなって迫り来るのだ。

 

ストレスとは小さなストレスの積み重ねである

 ストレスというと、何か重大なことが起こって、それが要因となると思いがちである。
 例えば、仕事で失敗をして上司に物凄く怒られた、というような。

 だけど、実際は違うのである。
 怒りやイライラを引き起こす原因は、多くの場合、小さなストレスの積み重ねである。ちりも積もれば山となる。
 心理学においては、これを「バックグラウンド・ストレッサー(裏側に潜むストレス要因)」と呼んでいる。

 特にこれと言う大きな要因はないものの、些細なことが絶え間なく発生することによって耐え難い大きなストレスとなるのである。
 仕事で言えば、一挙手一投足について毎日嫌味を言われるとか、備品が全く効率的ではない配置のされ方をしているとか、使ったものを元に戻さない人がいるとか、いつも独り言を言っている人がいて集中できないとか、本当に小さなことだ。
 それが毎日続くとなると、事態は悪化するのである。

 我が社における「何度言っても指示を守らない人」についても、最初は皆、間違った行為について事あるごとに指摘をしてきたのであるが、何度言っても全く改善されない上に、なぜか態度がでかく、「間違っているのは君たちの方だ」くらいのことを言ってくるのである。
 悪い人ではないのだが、仕事の仕方があまりにもいい加減なのであり、しかもそれが毎日繰り返されるので、まさに小さなことの積み重ねで周囲の人間は疲弊してしまっているのだった。

 

些細なだけに余計に腹が立ってしまう3つの心理

 毎日繰り返される小さなストレスは、「1. 他のいかなるストレスにも劣らぬダメージを確実に与え続ける」、という点で凄まじいものである。
 まして、一つひとつの事象は些細なだけに、「2. そんな些細なことに腹を立ててしまう自分にもいら立ち、イライラを倍増させる」効果も付随してくる。

 それに加え、冒頭にも述べたが、「3. それらストレス要因を「どうすることもできないこと」もストレスに拍車をかける」。
 ストレス要因を自分でコントロールできないことが、余計にストレスとなるのである。
 これは特に職場のストレスに当てはまることである。
 不特定多数の人と共有する場であること、ストレスの直接の原因が人間関係の場合が多いからだ。

 毎日使う備品であるにも関わらず取り出しにくい場所に管理してあるという場合、自分の部屋なら誰の許可も必要ないが、職場となると当該備品の管理場所を変えて欲しいと要望することに始まり、皆の意向を伺い、反対意見に耳を傾け、それでも自分にとっては使いづらいから変えて欲しいのだと主張しなければならない。
 誠に面倒であり、厄介であり、それだけでストレスになりそうだ。こちらの主張が通るとも限らない(大抵の場合、通らない)。

 人間関係のストレスの場合、さらに厄介である。上に挙げた「何度言っても指示を守らない人」もこれに該当する。
 モノは動かせばいいだけだが、人にはそれぞれの思考があり、行動様式があり、価値観があるのである。
 いろいろな人がいるから、合う合わないが発生するのは自明である。
 あまりにも相手が攻撃的でストレスになる場合もあるだろうし、お互いに無口だからコミュニケーションが取れずにストレスになることもある。もちろん、何度言っても指示を守ってくれないからストレスになる場合もある。

 

たった一つのシンプルな解決法

 誰もがこういった些細なストレスの脅威にさらされている。
 一つだけ、今すぐにできる効果的な解決策を提示しておこう。

 自宅でも職場でもいいけれど、紙とペンを用意して歩き回り、少しでもストレスの要因になっているものを片っ端から書いていく。
 デスクの上が散らかっている、蛍光灯が切れたままになっている、不要なものが目に入り過ぎる、など――。
 そして、その中で最も厄介なことを、すぐに処理するのである。

 つまりは、些細な事でいいから自分でコントロールできることを重ねていくのである。
 大変シンプルでありながら、時間もかからずに、効果も高い方法だ。

 ちなみに、人間関係についての問題についても応用可能である(改善の保障はないが)。
 私は、前述の「何度言っても指示を守らない人」がもたらす凄まじいストレス要因について改善してもらうべく、いちいちの行為についてやめて欲しいと思う順に尽く厳しく指摘をしていったことがあったが、それでも殆ど改善はされなかった。
 なぜなら、「何度言っても指示を守らない人」だからである。残念だけれど、知能の問題なのだと片付ける他なかった。

 ストレスと向き合う考え方。もう逃げ回らないためのたった1つの解決策

 

まとめ:小さなストレスが危険な理由と解決法

 ・我々にとってのストレスの大部分は、小さなストレスの積み重ねである。

 ・小さなストレスは、それが些細であるだけに怒りを倍増させる。

 ・ストレス要因をコントロールできないこともイライラを募らせる原因である。

 ・解決法としては、ストレスの原因となっているものを全て書き出して最も厄介なものを片付けてしまうこと。