断舎離してわかった!人生を変えるモノを増やさない3つのメリット

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 断捨離・ミニマリズムのブームは私たちに「モノを増やさない」「必要最小限のモノで生きる」という新たな価値観を提示しました。所有物というのは財産でありステータスであり安心であるので、私たちはついついモノを増やしてしまったり、増やしたモノを捨てられなかったりするのですが、断捨離・ミニマリズムはそれをやんわりと否定することによって「身軽な生き方」「自分らしい生き方」への自信をもたらしたというわけです。

 私も引っ越しを期にかつて所有していた約1,000枚のCDを全て売り払い、雑貨を処分し、その他の無駄なもの(使ってない食器、無駄に大きなスピーカー、二度と着ない服、二度と読まない小説、及びそれらを収納していたケースや棚など)を捨てた結果、非常に清々しい気分になったのを覚えています。

 捨てる前は「後悔したらどうしよう」なんて考えていてなかなか踏み出せなかったのですが、意を決してやってみると悔いはありませんでした。実際にモノを減らしてみて気づいた「モノを増やさない3つのメリット」を紹介していきましょう。

 

1. 無駄遣いが減る

 一旦部屋の中のあらゆる無駄なモノを処分してしまうと、後悔よりも大いなる清々しさに全身を包み込まれるので「これからはシンプルに暮らそう」という思考になります。つまりは、欲しいけれど無駄に場所をとる物や細々とした雑貨類を買わなくてもいいやという考えられるようになるのです。

 モノに囲まれた生活とモノを減らした生活との間に優劣はありません。それぞれの好みであり、それ以上でもそれ以下でもありません。部屋が不用品だらけで雑然としていても誰に迷惑をかける訳でもないのは、部屋に洗濯機さえ置いていなくて洗濯は全てコインランドリーで済ませる人が誰にも迷惑をかけていないのと同じことです。個性であり、ライフスタイルの違いに過ぎません。

 ただ、私がモノを減らしてシンプルに暮らすことを実践して良かったと思えるのは「1.以前から部屋を綺麗に維持したいと思っていながら実践できていなかったこと(モノを減らしたら自然と部屋が片付いた)」「2.極力出費を抑えた必要最低限の収入でやりくりする暮らしを志向し始めたこと」の2点が実現できたことに尽きます。

 私の場合、モノを減らした結果、何かを買うときには慎重になるようになりました。「置く場所や仕舞う場所はあるか」「本当に必要なものなのか」をよく考えた上で購入に踏み切るようになったのです。これは恐らく、節約を志向し始めたという金銭的な理由の他に、「今の暮らしにそれは必要か」というフィルターがかけられた結果のように思います。つまりは、部屋に一つモノを増やすという行為の価値が上がったということです。

 当初、私はモノを減らしたらその反動でそれらを買い直すべくたくさんの出費を伴ってしまうかもしれないと思っていましたが、そうではありませんでした。むしろ逆です。モノを減らすとそのライフスタイルを維持するべく、無駄遣いは格段に減りました。

 

2. 部屋が散らからない

 そもそもモノがないので散らかりようがありません。私は使ったモノを片付けずにそのまま出しっぱなしにしてしまう癖があって、テーブルの上は雑然としているのが常だったのですが、不用品を捨てまくって以降は出しっぱなしになる頻度が劇的に減り、仮に出しっぱなしになったとしても片付ける労力が極めて少ないです。

 かつての私のように片付けができない人の心理は「面倒くさい」というよりも、どこから「片付けていいのかわからない」ということに重偏するように思います。「わからない」のだから出来るわけがないのです。

 でも、モノが減ることによって一つ一つのモノを片付ける場所を明確にすることが容易になり、部屋の散らかる速度はスローになります。混沌としたテーブルの上を綺麗に片付けるのは誰にとっても難しいものですが、テーブルの上に置かれたハサミ一つを文房具入れに仕舞うことは非常に簡単なことです。

 ブロークンウインドウ理論(割れ窓理論)という考え方があります。これは、街に窓ガラスが割れたクルマを放置しておくと「ここは何をやってもいい場所なんだ」と皆が認識してしまい、ゴミのポイ捨てが増えることに始まり、治安が乱れるということです。犯罪を抑制するためには軽微な犯罪もきちんと取り締まることが肝要であるという考え方です。

 これは部屋の片付けにも当てはまります。モノに溢れて混沌とした部屋は「そもそもが汚い部屋なんだから」と片付けが怠慢化してしまいます。ですが、そもそものモノが少ない部屋は綺麗なようにみえるのでテーブルの上に出しっぱなしの一つのものが非常に目立って、片付ける動機になるのです。

 そう、モノが少ないということは、テーブルの上が混沌としてしまうスピードにブレーキをかけ、部屋の片付けという行為を「ハサミ一つを文房具入れに仕舞う」という極めて容易な行為に単純化することに繋がるのです。

 

3. 引っ越しが楽

 モノが少なければ運ぶ物量も少ないので、引っ越しが楽になります。言うまでもないことですが、これは体験して本当に感動さえしました。

 新卒で入社した会社は転勤が多く、一年半ごとに引っ越しをさせられる顛末でした。その頃は主に大量のCDと大量の本とそれに伴う大量の棚を所有していたので引っ越しの度にそれらを梱包し、赴任先で開封して並べ直すという行為が不毛であると感じてはいたのですが、なかなか捨てることができずにいたのでした。

 しかし、ある時に決心して全てのCDを買取りに出すなどして処分し、本についても半分くらいは処分してからの来たるべき引っ越しの楽なこと楽なこと。引っ越しにかける時間と労力が1/3以下になったような感じさえしました。

 私は今、その会社を辞め、引っ越しの必要に差し迫られる機会は殆どなくなりました。ですがそれでもCD、DVD、Blu-ray、本、ゲームソフトに関しては長く所有しないようにしています。本であれば、特に小説は読み終わったらすぐに買取に出す。CDもデータを取り込んだらすぐに手放す。ゲームもクリアしてしまったりなんかつまんないなと感じたら、買取価格が高いうちに売り払ってしまうのです。

 その他、そのうち来るかもしれない引っ越しを楽にやり過ごすために、棚はなるべく購入しないようにする、大きくて重い物は買わないようにする(私は以前、でかいスピーカーを持っていて今考えれば非常に邪魔だった)、不用品はすぐに処分する、などのルールを課して、部屋づくりをしているのでした。