ゼロから始めるビットコイン長期投資:知っておくべき5つのこと

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 私がビットコインの長期積立運用をしようと思った理由には3つあります。

 
1. 将来的に価値が高まると予想されるから
 これが一番の理由です。ビットコインはこのグローバル社会における合理的な決済手段となりつつあり、2017年5月現在もその価格は上がり続けています。驚くべきことに、この1年間で5倍の価格になっているのです。このままビットコインの価値は緩やかに上昇を続けると踏んで、長期的に運用していこうと決めたのでした(もちろん、逆にある日価値がゼロになってしまう可能性もあります)。

 
2. 取引手数料が安いから
 外貨預金はとにかく手数料がかかるため、貯蓄・資産運用の手段としては賢い選択ではありません。日本よりも金利が高いとは言え、それ以上に手数料として銀行に持っていかれる上に為替リスクもあります。ビットコインは全てインターネット上で暗号化されて瞬時に取引されるために中間マージンを必要以上に取られることなく運用できます。

 
3. 資産運用リスクの分散のため(貯蓄以外の投資をやってみたかったから)
 「卵は同じカゴに盛るな」と言われます。つまりは、資産の全てを円建ての銀行預金で保有するのはリスクが高い(インフレによる貨幣価値暴落に対応できない)から、株式や不動産、外貨などに分散して運用するのが賢いやり方であるということです。

 もちろんビットコインは今のところリスクが非常に高い資産運用の仕方ですので、全財産をビットコイン建てで運用するのは危険です。ですが、投資というものの手始めとしてお小遣い程度の金額でビットコインを買ってみるのも面白いかと思って運用を始めてみたのでした。

初めてのビットコイン長期保有のやり方

1. bitFlyerに口座を開設する

 ビットコインを購入・運用するためにはネット上のビットコイン取引所に口座を開設する必要があります。日本国内における取引所はZaif、coincheckなどがありますが、ビットコイン取引額における圧倒的最大手はbitFlyerです。ネット広告やTVCMによって知っている人もいるかもしれません。

 取引所が潰れてしまっては意味がありませんし、手数料の安さからも取引企業の多さからもbitFlyerに口座を開いておくのが無難です。私はそうしました。

 

2. 本人確認書類を添付する

 取引を始めるためには運転免許証や保険証などの本人確認書類が必要です。bitFlyerのアプリ経由であれば、スマホで撮影したものをそのまま送付するだけで手続きは完了します。凄く簡単。なんて便利な世の中なんだと感心してしまいました。

 

3. 出金用銀行口座を登録する

 bitFlyerの口座から日本円を出金する際の振込口座を登録します。この口座から自動的にbitFlyerへお金が出ていくことはありません。あくまでもbitFlyer内にある自分の口座からお金を移す際にのみ使われます。

 

4. bitFlyerに日本円を入金する(銀行振込が推奨)

 ここからがようやく本題です。bitFlyerの口座に日本円を入金することによって、そのお金をいつでもビットコインの売買に使うことができます。

 入金方法は「銀行振込」「クレジットカード払い」がありますが、カード払いは手数料が大変に高いのでおすすめしません。bitFlyer指定口座への送金がもっともコスパが良い方法です(金融機関によっては手数料が0円。私はゆうちょ銀行からの送金だったので40,000円で216円の手数料がかかりました(五万円未満は216円(ゆうちょダイレクト使用の場合))。それでもカード払いよりは遥かに安い)。

 入金が確認され次第(一営業日後)、口座残高に日本円が反映されます。この口座残高を元手にオンライン上で好きな時にビットコインを購入することができるようになります。

 

5. ビットコインを好きなタイミングで買う

 ここで目指すのは長期投資です。すなわち、ビットコインは値動きがかなり激しい金融商品ですが、その目先の値動きに惑わされずに将来的に価値が上がることを見越して今のうちに投資しておくことを目的とするものです、

いつ買うか?:長期投資はいつ買っても同じ

 長期投資の基本的な考え方として「将来の値動きは誰にもわからない。だからいつ買っても同じ」というものがあります。それに従えば、前項で入金した日本円でいつどのようにビットコインを買っても構わない、どれもが正解であるということです。

 ですので、長期運用しようと決めたら値動きはあまり気にせずに買ってしまって、買った後の値動きも気にしないというのが合理的な投資方法であると思います。私たちは長期投資、つまりは短絡的な値動きには惑わされずに将来的な価格上昇を狙って投資するからです。相場変動に一喜一憂するのは感情と時間の無駄遣いというものです。

どれくらい買うか?:少額を任意のタイミングで分散させて買う

 口座にある日本円を一気にビットコインに変えてしまうか、毎月少額ずつ購入していくかは考えどころです。相場を誰にも予測できない以上、どちらの方法にも優劣はないのですが、毎月少額の積立の方が「リスク分散になること」「値下がりした際のショックを軽減できること」から初心者向けであると言われています。

 私は投資のド素人であり且つ臆病者なので、1年間のビットコインへの投資上限金額は40,000円までと自分にルールを課して、その中から少額(0.01BTC)ずつを任意のタイミングで購入しています。

いつ売るか?:まだわからない

 できれば相場が上がりきったところで売却したいところですが、いつ相場が上がりきって安定するかなんて誰にもわかりません。であれば、自分の中で「5年後に売る」とか「○○年◯月に売る」とか「1BTC=○○円になったら売る」とか「失ったら恐い額以上のビットコインは保有せずに、都度売る」とか「決して売らないで保有しておく」とか指針を決めておいて、それに則って運用するのが賢明です(ビットコインはリスクの極めて高い資産運用ですので、買わないのが最も賢明と言えるかもしれませんが)。

 

ビットコインを長期運用する際に覚えておきたい5つこと

1. 金利は付かない(今のところ)

 銀行預金には必ず金利が付きます。私たちが銀行にお金を貸してあげているからです。日本においては未曾有のマイナス金利政策に突入したことに象徴されるように、バブル崩壊以降の銀行預金は超超超低金利ですが、外貨預金では金利5%などというところもあります(でも前述の通り、外貨預金はおすすめしません)。

 ビットコイン取引においては金利は一切付きません。なぜなら、bitFlyerを始めとするビットコイン取引所は銀行ではなく、ただ単に自国通貨とビットコインの仲介をする場所に過ぎないのです。基本的にビットコインを取引所内に保有していても金利は付かないと覚えておきましょう。

 ちなみに、2017年5月にcoincheckという取引所はビットコイン建ての定期預金(年5%)を導入すると発表して話題を集めました。2016年にもbitFlyerは年利14%(!!!)でのビットコイン定期キャンペーンを行いました。今後、このようにビットコインの預金サービスが増えてくれば、ビットコインに当たり前のように金利が付くようになる時代も来るかもしれません。

 

2. なくしてもいいお金を積み立てる

 ビットコインへの投資は今のところ極めてリスクの高い投資です。ビットコイン決済を導入する店舗が急速に増えてきているとは言え、まだまだ通貨としての信頼度は国家が発行する円やドルなどと比べれば低い状態にあり、値動きも極めて不安定です。短期間での暴騰・暴落は当たり前の世界です。もしかしたら明日、価格が100倍になるかもしれないし、逆に価値がゼロになってしまうかもしれない。それがビットコインのリスクです。

 従って、ビットコインへの投資は万が一なくなってもいいお金を用いるのがリスクマネジメントとしての鉄則となります。リターンの喜びよりもリスクの回避を念頭に置くべきであると私は考えます。ちなみに私は前述の通り、1年間で40,000円が上限というルールを課して投資することにしました。1ヶ月3,000円プラスαとしての金額です。リスクの高い投資への投入金額としては高めであるかもしれません。

 

3. クレジットカード払いは手数料が高いから避けるべき

 普段の買い物においてクレジットカード一括払いで精算することは極めて合理的な選択ですが、ビットコイン取引所においてビットコインをクレジット決済で購入することは合理的ではありません。つまりは、損をするということです。理由は高い手数料(4.5%〜8%)が自己負担になるためです。

 店舗においてクレジットカード一括決済をする際には決済手数料は店の負担となります。だから買い物をする私たちは得をすることができます。ですが、ビットコインの購入においては手数料は取引所の負担にはなりません。通貨同士の取引だからです。

 クレジット決済であれば入金の手間も省ける上、決済後はすぐさま口座に入金され、ビットコインの定期購入も設定一つで容易に可能になりますが、それでも高い手数料が上乗せされた金額を支払うのは合理的ではありません。決しておすすめはしません。

 

4. 値動きに一喜一憂しない

 ビットコインの相場変動は激しいので、ビットコイン購入前・購入後は値動きがついつい気になって「上がった」「下がった」「もっと早く買っておけばよかった」「買うタイミングを遅らせればよかった」と相場変動に一喜一憂してしまいがちです。はい、私も例外ではなく、初めてビットコインを購入すべく口座に入金した際には、購入のタイミングを見計らうために相場変動に張り付きっぱなしになってしまい、一日中何も手に付きませんでした。

 私たちはデイトレーダーではなく、長期投資をしているのです。ビットコインの売り買いで生計を立てているわけではなく、趣味としての投資を楽しんでいるだけです。

 であれば、一日中繰り返される値動きに心を乱されて、他に何も手につかなくなってしまうことは全く無駄な時間です。長期投資を目論むのであれば、すぐに売るわけではないので値動きなんて全く気にする必要はないのです。任意のタイミングで購入後はどっしり構えていましょう。このように相場に気を取られすぎないためにも、投資額は最小限にするべきなのです。

 

5. 少額を毎月決まった日に積み立てていく

 前述しましたが、未来の相場予測なんて誰にもできないのであり、そうであるなら特に長期投資の場合は「いつ買っても同じ」です。得をした・損をしたというのは結果論に過ぎないわけです。「投資のプロによる運用成績は、素人による運用成績よりも常に悪い」というのは投資の不都合な真実として知られており、「LTCMというノーベル経済学賞受賞者を集めたファンドはたった5年で破綻した」という事実はノーベル経済学賞受賞者という天才を持ってしても相場の予測なんて不可能であることを裏付けるものです。

 私たちがこれから出来ることは「やるか、やらないか」を決めることだけです。で、ビットコインで長期投資をやると決めたらタイミングなんて関係なく無感情に買ってしまうことです。先のことが誰にも予測できない以上、そして何より私たちが投機(ギャンブル)ではなく資産の保有方法としてビットコインを長期的な視点で運用していく以上、私たちが決断を下す選択の範囲は「やる、やらない」だけに限定し、あとは感情を排除して行うのが最も賢明な選択であるというわけです。

 これも繰り返しにはなりますが、年間の運用金額(私の場合は40,000円)を一度に全部ビットコインに変えてしまうか、それとも少額(3,000円+α)を毎月決まった日に積み立てていくかに優劣はありません。これは投資や金融の専門家でも意見が別れるところであり、好みの問題です。ただ、少額ずつを積み立てていったほうが暴落の際のショックを和らげることができるという点では初心者向けの方法です。

 ちなみに私が年間予算の40,000円を一度にbitFlyer口座に入金したのは手数料節約のためです。月に3,000円ずつの振込ではその都度216円の手数料がかかってしまうからです。

 

おまけ:投資をする目的でなくてもbitFlyerに口座は開いておくべき

 bitFlyerへの口座開設は無料です。投資目的でなくても今のうちからビットコイン口座を開設しておくことは、得する生活を送ることができる方法のうちの一つと私は考えています。

 最近では買い物の際に貰えるポイントをビットコインで付与する企業が増えてきました。私もライフカード(クレジットカード)のポイントプログラムにビットコインが追加されていたので、試しに貯まったポイントとビットコインを交換してみたのがきっかけでした。

 今後、このようにビットコインの使われ方は拡大していき、生活により身近なものになっていくと私は予想しています。事実、都内ではビットコイン決済のできる店舗が急速に増えています。

 bitFlyerなどのビットコイン取引所に口座を開設したからといって、必ずしもビットコインの購入・取引をしなければならないというわけではありません。ポイントと引き換えに獲得できるビットコインを貯めておく場所としてだけでも有効に利用できます。ビットコイン決済を利用する機会がないのであれば、そのまま取引所内で円に換金して自分の銀行口座に出金すれば現金化も可能です。手数料の極めて少ないビットコインだからなせる技です。

 ビットコインを購入する予定はなくても、今のうちからbitFlyerに口座を開いておくことを私は強くおすすめします。