アニメ歴半年の私が初心者に絶対におすすめする作品13選!

 私がアニメを見始めたのはAmazonプライムビデオがやたらとアニメに力を入れているのに気づいた約半年前からであり、それ以前には全く興味がないどころか「アニメを見ると頭痛がするし、アニメ声を聞くと具合が悪くなる」と豪語していたのだった。すいませんでした。今では立派な趣味の一つとして新作から旧作までよく鑑賞させて頂いております。

 この半年間で見てきて特におすすめの作品を下記に紹介していきましょう。私もいわばアニメ初心者みたいなものであるので、これからアニメを見てみたいけど何から見ればいいのかわからないという方の参考になれば幸いです。

 

化物語

化物語

 私はかつてアニメには何の興味もなかったけれど『化物語』だけは気になっていた。ED曲である「君の知らない物語」はどこかで聴いて以来とても気に入っていたし、『化物語』こそアニメが嫌いな人に見て欲しいという評判も耳に入っていたから。

 で、Amazonプライムビデオに遂に『化物語』が追加されていたのを見つけたので、早速見てみたら度肝を抜かれた。そのスタイリッシュな映像演出は今まで見てきた何にも似ていなかったし、高度で時に難解な会話劇は決して子供向けの幼稚なものではなかった。

 「『化物語』こそアニメが嫌いな人に見て欲しい」というのは本当にその通りだった。私のアニメ生活もここから始まった。

 

魔法少女まどか☆マギカ

魔法少女まどか☆マギカ

 見始める前と見終わった後の印象がこれほど違う作品が他にあるだろうか。

 上記『化物語』の世界観が大変に気に入った私は、その監督の新房昭之という人の他の作品が大変に気になり、その中でも『魔法少女まどか☆マギカ』という何かすごいらしい作品があるというのを知った。幼稚っぽい画とそのタイトルに気が引けたものの、そんなにすごいと言うのならと見てみたら、期待以上だった。何だこの展開。夢中になって見てしまった。

 あの極端にデフォルメされたキャラクターも『魔法少女まどか☆マギカ』というふざけたようなタイトルも全ては戦略のうち。やられた。とりあえず3話まで見れば何かが変わる

 

ReLIFE

ReLIFE

 人生をやり直したいと思ったことはないだろうか。私は正直ないのだけれど、そういった物語は好きだ。人生は未来を変えていくしかないのに、過去に戻ってやり直すという意識低い感じがどうしようもなく好きなのだ。

 人生をやり直したい人もそうでない人も、『ReLIFE』には心揺さぶられるに違いない。はっきり言って驚くべきことは何もない。テンプレ展開と言っても差し支えない。だけど何だろうこれは、論理では説明できないけど好きなんだ。

 『ReLIFE』はEDの選曲からもわかる通り、1980年代生まれあたりを明確にターゲティングしている。働き盛りの年齢であると共に人生や仕事にいろいろ新たな悩みを抱える年頃でもあるだろう。つまりそれらの年齢である人は必ず見るべきアニメであるということだ。

 

STEINS;GATE(シュタインズゲート)

STEINS;GATE(シュタインズゲート)

 おすすめアニメとしてあらゆる場所で必ず取り上げられる超定番にして傑作である。

 絶対見るべき言われているので私も見てみたわけだけれど、最初は何だかつまらなかった。本当にこれが傑作? 主人公の痛々しいキャラ、ザ・オタクな喋り方をするオタクな登場人物、意味もなく時々差し挟まれるシモネタ、進んでいるのかどうかわからないシナリオ…、見るのやめようかなと何度も思ったが多くの人が傑作だと言うのを信じて見続けた。

 全ては第12話で変わった。何だよこれ。そこからは毎回が神回と言っても差し支えない。見終われば紛れもない傑作だった。前半がだらだらしているからと言って切ってしまうのはあまりにももったいないぞ。そのだらだらも伏線なのだ。ちょっと長いけど少なくとも12話までは見て欲しい。損はさせない。

 

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続

 映画でも小説でも見終わったものをもう一度は絶対に見ない私が、唯一二度繰り返して見たのが『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』(通称『俺ガイル』)である。何度見ても飽きない自信がある。ここで取り上げているアニメの中でも一番のお気に入りである。

 ただ『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』ってなんちゅうタイトルだ。タイトルで損をしているアニメNO.1であると言っても差し支えあるまい。

 評判が高いと聞いていなければきっとスルーしていただろう。やなぎなぎさんがOP曲を歌っていなければ途中で見るのをやめていたかもしれない(シナリオとしては一期2話はひどかった)。訝りながら見始めたのだけれど、特に二期(「続」のほう)は2話目からいきなりクライマックスとでも言うべき展開で、これだけでもご飯を何杯でも食べれる。

 人間関係を俯瞰して描ききっている。登場人物が生きている。とは言え、全く野暮ったくない。全てを語り尽くさない故に行間を読み、多様な解釈をする楽しみがあって何度繰り返し見ても飽きないのだった。誠に高度で丁寧な学園物語である。

 ちなみに、ライトノベルである原作についても『教養としての10年代アニメ』(町口哲生・著、ポプラ新書)において「何年か後には青春小説の古典となりえるだろう」と極めて高く評価されている。

 

ご注文はうさぎですか?

ご注文はうさぎですか?

 『ご注文はうさぎですか?』という奇妙なタイトルに惹かれて見てしまったのが運の尽き、爾来、私はこの「全方位的かわいさ」が頭から離れないこととなってしまった。

 かつて私にとってアニメの何があまり好きじゃなかったかと言えば、このように極端なかわいさがデフォルメされているのが理解不能だったのである。それの何が面白いのだ、リアリティがないぞ、と。

 ただこの『ご注文はうさぎですか?』である。確かに「かわいい」のだけれど、視聴者との一定の距離が置かれているように思えた。必要以上に何かを扇情してくるわけでもなく、何かを押し付けてくるわけでもなく、『ご注文はうさぎですか?』というかわいい世界がただそこにあるだけ。何らかの感想を強制してこないその飄々とした在り方に好感を持った。

 どの回も安定しているのもすごい。ストーリはあってないようなもので、ドキドキハラハラなんて全くない。恋愛展開は完全に排除されている。それなのについつい見てしまう。で、面白い。笑える。緻密に計算されているに違いない。これはすごいことだ。

 

涼宮ハルヒの憂鬱

涼宮ハルヒの憂鬱

 アニメに何の関心もなかった私でさえ『涼宮ハルヒの憂鬱』というアニメが空前の大ヒットをしているというのは知っていたし、劇中歌「God Knows…」はアニメと関係のないところで何度か聴いたことがあった。

 10年以上前のアニメとは思えない。これは本当に面白い。何が面白いのかと言われても困ってしまうのだけれど、ネタバレがあるわけでもないけどとにかく見て欲しいとしか言いようがない不思議な作品である。

 設定は結構突拍子もなく、涼宮ハルヒというキャラクターは更に突拍子もない。変化球に次ぐ変化球。なのに作品として上手くまとまっているという奇跡。劇中歌「God Knows…」が出てくる文化祭の回はアニメ史上の傑作と位置づけられても過言ではあるまい。

 ちなみに『涼宮ハルヒの憂鬱』と言えば、あの賛否両論を巻き起こした2009年版の「エンドレスエイト」だけれど、私は好きである。むしろ「エンドレスエイト」のお陰で更にこのアニメを好きになった。

 

冴えない彼女の育てかた♭

冴えない彼女の育てかた♭

 この「♭」は二期である。タイトル中の「彼女」は「ヒロイン」と読ませるらしい。一期は今(2017年7月中旬)のところAmazonプライムビデオに追加されていないので未視聴である。

 従って、ストーリーは完全にはわかっていないのだけれど、とても気に入った。画がきれいだ。そして、8話以降の秀逸な展開は何だ。単なるかわいいだけのアニメじゃない。妄想キャリブレーションというアイドルユニットについては私は寡聞だが、彼女たちが歌うED曲も特に歌詞が素晴らしくて唸った(妄想キャリブレーションと沢井美空の共作詞)。

 余談だが、個人的には本作『冴えない彼女の育て方』に登場するヒロイン・加藤恵というキャラクターは、セルバンテスによるドン・キホーテ(1605年)というキャラクター以来の発明ではないかと思っている。こんなヒロイン見たことない。

 

この素晴らしい世界に祝福を!

この素晴らしい世界に祝福を!

 誰一人まともな人物が出てこないというカオス状態のまま猛スピードで突っ走ってあらゆるものを破壊しながら物語が展開される類稀なる日常系アニメ。Amazonプライムビデオの中でも「何も考えずに腹を抱えて笑って見れる」とアニメ作品の中でも一二を争う評価の高さ。

 アニメに限らずどの物語においても「静かで大人しい人物」というのが殆どの場合に存在する。その静かな人物は物語の中におけるツッコミ役であり、物語の暴走を阻止するブレーキ役であり、視聴者の心情に寄り添う代弁役であり、視聴者に状況の説明をする解説役である。つまり、物語において極めて重要な役割を担うということである。

 『この素晴らしい世界に祝福を!』の革命性はその「冷静なキャラ」が出てこないという点にあると思う。すなわち、ツッコミ役・ブレーキ役がいないので物語は暴走するしかないのだ。面白いに決まってるじゃないか。

 

Re:ゼロから始める異世界生活

Re:ゼロから始める異世界生活

 『Re:ゼロから始める異世界生活』についてはいろいろと言いたいことがあるけれど、まとめれば「おもしろかった」ということになる。

 主人公の痛々しい言動も、全く回収できていない伏線も、喋りすぎて感情移入を台無しにする登場人物も、凡庸なストーリーも、何だかんだでおもしろかった。それは、そういった致命的なマイナス点が他によってそれ以上にカバーされていたからである。

 使用されるすべての曲は素晴らしかったし、次回への期待のさせかたは最高でついつい続きが気になって何時間も見続けてしまった。天才クリエイターが集結して作り上げた作品であることは想像に難くなく、エンターテイメントとしては最高の部類に入るだろう。

 

ガヴリールドロップアウト

ガヴリールドロップアウト

 『ガヴリールドロップアウト』は、ポスト『ご注文はうさぎですか?』とも言うべき日常系アニメの傑作であると私は考えている。

 派手さはない。けれど地味に面白い。笑えるという観点ではここに紹介している中でも一番である。しかもそれは正統派な笑いだ。決して下品な一発ギャグやあさっての方向へのシュールさなどではない。

 前山田健一作詞作曲のOP曲「ガヴリールドロップキック」もインパクトと中毒性があって素晴らしい。この人、天才すぎる。

 物語のあらすじは「天使学校を首席で卒業したガヴリールが人間界にやってきてネトゲにハマってしまう話」というこれだけ読めば何が面白いんだかさっぱりわからないもので、私も実際に見る前は「これは絶対におもしろくないぞ」と危険シグナルが存分に発せられていたのだけれど、見てみれば大変に気に入ったのだった。

 先入観で決めつけてしまうのは良くないと学んだ。これ以来、私はどんなに面白くなさそうなアニメでもせめて1話だけは見るようにしている。

 

夏色キセキ

夏色キセキ

 『夏色キセキ』はとにかくシナリオが秀逸である。未だに根強い人気を誇り、聖地巡礼者が絶えないというのも頷ける。

 通常、アニメでもドラマでも第1話は登場人物の紹介に終始するのが定石なのだが、『夏色キセキ』はいきなり登場人物の親友同士が喧嘩するところから始まる。何が何だかわからず、これには唖然とした。しかし、後になって振り返れば全く無駄のない完璧な第1話だったことがわかる。

 4人の親友同士の夏休み中の物語である。神社に奉られている「御石様」(でかい石)に触れて願い事をすると気まぐれで奇跡が起こることを彼女たちは知る(空を飛べる、など)。

 この物語の秀逸な点はブレないところである。突拍子もない奇跡がたまに起こるのだけれど、その奇跡は「夢が叶う」や「世界平和」などをもたらすわけでもなく、全て4人の友情物語の中に影響し、収斂する。

 例えば『となりのトトロ』が感動的なのは、トトロという不可思議で理解不能な奇跡が、世界を救うのではなくただ一人の登場人物を救うところにあると思う。そういった意味で『夏色キセキ』は、その奇跡が発動される意図はどうあれ、結果、4人の友情を強固にするためだけに存在するところが私にとっては素晴らしく思えた。

 

ソ・ラ・ノ・ヲ・ト

ソ・ラ・ノ・ヲ・ト

 最高の雰囲気アニメである。この世界観は唯一無二で、他の追随を許さない。

 派手さはない。力強く筋の通ったストーリーがあるわけでもない。腹を抱えて笑うという類の話でもない。だけど、なんかいい。落ち着くし癒される。「なんかいい」を褒め言葉をして理解して貰えるなら、『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』は最高の「なんかいい」である。

 例えば、「ジムノペディ」で有名な作曲家エリック・サティは「家具の音楽」という概念を提唱した。今となっては当たり前となっているいわゆるBGMのことであり、それまでのクラシック音楽における「積極的に聴く音楽」から「雰囲気として聞き流す音楽」への変革である。

 その表現を借りるなら『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』は「家具のアニメ」とでも言えるものであろう。何の気なしに音楽やラジオを流すように安心して流しておける、生活に静かに寄り添うことのできる稀有なアニメだ。

 

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