過呼吸で会社や仕事を休むことがオススメできない5つの理由

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 過呼吸とは、呼吸が浅く速くなってしまいうまく呼吸ができない状態のことです。

※厳密には、本来の過呼吸とは運動後に起こる「うまく呼吸ができない状態」を指し、精神的な要因による「呼吸が浅く速くなってしまいうまく呼吸ができない状態」のことは過換気症候群と呼びますが、一般的にはどちらも「過呼吸」と呼ばれており、症状や対処法も同じものです。本稿においては過換気症候群の意味での過呼吸について取り扱っていきます。

 過呼吸(過換気症候群)は主にストレスや緊張によって発症するものです。過呼吸持ちの私の知人の例では、軽い交通事故に遭った際、恋人に別れ話を切り出された際、ストレスが募った末に職場で発症などがあります。

 本稿においては会社や仕事を休む理由としての過呼吸がオススメできない理由について、過呼吸という症状について学びながら紹介していくものです。

 

過呼吸発生のメカニズム

 頭ではゆっくり落ち着いて呼吸をすればいいとわかっているのに呼吸が浅く早くなってしまい過呼吸状態になってしまうのは、ストレスによって自律神経が乱れてしまうからであると言われます。私たちがいちいち意識をしなくても心臓が脈打つことができているのは自律神経のおかげです。同じく呼吸についても意識的に速くすることはできますが、基本的には意識をしないで行われています。

 しかし、過剰なストレスにさらされると自律神経のうちの交感神経が優位になることによって、自律神経が呼吸を浅く早くさせるように身体が勝手に促されてしまいます。そうすると血中の酸素濃度が上昇、二酸化炭素濃度が下降。呼吸は血中の二酸化炭素の残存濃度を基準に行われているので、二酸化炭素の濃度が低いと察知した身体はさらに呼吸をするようになってしまい、悪循環の末に過呼吸状態を促進してしまうというわけです。

 

過呼吸への対処法

 過呼吸になってしまった時の対策としては、口や鼻に袋を当てて吐いた息をそのまま吸うことによって血中の二酸化炭素を上昇させる「ペーパーバック法」が有名ですが、リスクも高いとされています(二酸化炭素濃度が高くなりすぎる)。過呼吸によって死に至ることは極めて稀であるので、とにかくゆっくり呼吸をすることを意識する、第三者がいるなら「落ち着いて」などと声を掛けてもらうなどが現実的で有効な対策です。

 また、知人曰く「過呼吸になると息を吸うことに一生懸命になってしまって吐くことを忘れてしまうので『ゆっくり息を吐いて』と声を掛けてもらえるとありがたい」とのことでした。

 

過呼吸が仮病に向いていない5つの理由

 本稿においては過呼吸を用いての仮病は推奨できないというのが結論です。理由は「コスパが悪い」の一言に尽きます。下記で具体的に解説していきましょう。
 

1. すぐに治まる症状であること

 過呼吸は数分で治まってしまう症状です。従って、朝に過呼吸が発症されたという建前で欠勤の連絡をするとしても「午後から出勤してくれ」と言われてしまう可能性があるということです。丸一日休むためには過呼吸に加えて何か合理的な理由をでっち上げなくてはなりません。

 であれば、最初から過呼吸以外の合理的な理由をでっち上げたほうがより少ないステップで休めるということに他なりません。

 

2. 演技が難しいこと

 仮に過呼吸(仮病)で欠勤する旨を連絡するにしても、どのように連絡するのかという問題があります。我々は過呼吸で悶絶しているという設定になっているのであり、従って電話なんて掛けられる状況になく(かけるにしても鬼気迫る演技が難しい)、メールを打つのも難しいでしょう。ということは、たとえ出勤時間を過ぎてしまっていても落ち着いてから職場に連絡することになりますが、電話できるくらいに回復しているなら出勤せよと言われてしまう可能性があります。過呼吸での欠勤は常にジレンマとの戦いです。

 また、職場で過呼吸を発症したという設定にできれば早退をものにすることができる可能性がありますが、これも演技力を試されることになります。私たちがドラマや映画・アニメを見て演技の上手な演者と下手な演者をすぐに見分けられることからもわかるように、中途半端で下手くそな演技は即座に嘘であるとバレます。やるなら本気で死ぬ気で演技することが求められます。

 

3. コスパが悪い

 そのようにして労力をかけて欠勤や早退を勝ち取らざるを得ない過呼吸はコスパがよろしくありません。

 それに対して、例えば頭痛という仮病の発動の仕方は至って簡単かつ平明で、少し顔をしかめながら「頭が痛いので休ませて下さい(早退させて下さい)」と言うだけ。もんどり打ったり断末魔の唸りを上げる必要はありません。ローカロリー。

 我々は最小の労力で仮病を勝ち取ることが要請されます。加えて、仮病は絶対にバレてはなりません。もんどり打ったり断末魔の叫び声を上げなければならない上にバレるリスクが高い過呼吸という言い訳は仮病には向いていないを言わざるを得ないでしょう。

 

4. 過呼吸自体の病気としての地位の低さ

 過呼吸という症状は病気として地位が低いように思います。データがあるわけではないので客観的な視点で申し上げられないのですが、私が見聞したところによれば、例えば「過呼吸持ちはメンヘラ率が高い」などの偏った意見が散見されています。

 ここで申し上げたいのは「過呼吸持ちにメンヘラが多いかどうか」ではなく「過剰なる頻度の過呼吸は世間からの印象としてあまりよろしくない(らしい)」ということです。

 例えば「一年に4回熱を出して休む人」と「一年に4回過呼吸で休む人」がいたとすれば、勤務態度や生産性が同レベルであるとすれば「一年に4回過呼吸で休む人」の方が不当に評価が下がる可能性があるということです。精神的に弱い人との理不尽なレッテルを貼られる可能性もあります。

 

5. もし過呼吸を発動するなら数年に一度

 わざわざ悪評を買うような手段で仮病を発動するくらいなら、頭痛発熱腹痛あたりのオーソドックスなラインナップで仮病を行使するほうが合理的であると言えるでしょう。で、あらゆる手段を使い尽くした頃にレアキャラとして過呼吸を発動することによって「過呼吸持ち」というレッテルを避ける事ができる上、普段の勤務態度が真面目であればストレスやうつの心配をしてもらえるかもしれません。

 過呼吸は症状のインパクトが凄まじいので発動の頻度は低ければ低いほど良いと思われます。一年に一度でも多いくらいです。数年に一度など皆既日食や彗星レベルでのレアさで発動することによって過呼吸の長所を遺憾なく発揮することができるでしょう。

 
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