仮想通貨XPコインが急落・暴落した際にすべきたった一つの対処法

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 2017年12月17日から18日にかけてXPコインが暴落し、17日に約1XP=0.06円だったものが18日朝には一瞬だけ1XP=0.001を割り込みました。本稿を書いている現在12月18日14時では1XP=0.03円とある程度まで値を戻しましたが、あの急落ぶりは正直私の想像を遥かに超えておりDiscord上のXP日本コミュニティでも悲喜交交が観測されていました(「XPは死んだ」「買い増ししたいからもっと下がれ」)。

 
 さっそくですが、答えを言いましょう。「XPコインが急落・暴落した際のたった一つの対処法」とは「何もしない」ことです。むしろ、資金が余っていてXPコインに将来性を感じているなら買い増しするチャンスに他なりません。

 この原則は株式投資の名著『敗者のゲーム』にも銘記されています。

(相場が)落ち込んだ時は、夜明け前が一番暗いということを思い出そう。そして、何もしないことだ。

『敗者のゲーム』第6版、チャールズ・エリス著、P153

 
 このことは株式投資を含む全ての投資の大原則ですが、特に乱高下の激しい仮想通貨投資、とりわけXPコインのような草コイン・海苔コインに投資する人にとっては頭の片隅に常に置いておいて欲しいことです。

 
 そんな馬鹿な、「何もしない」が最適解なわけない。暴落の際にはそれ以上損をしないように売ってしまうのが正解だ。そう思うでしょうか。

 そんな疑り深い人のために下記に2つの実例を挙げましょう。「売ってしまった人」と「何もしなかった人」のどちらが得をしたのか。刮目せよ。

 
 ちなみに私も実際に購入したXPコインの将来性については「仮想通貨XPコインの将来性を知る上で覚えておくべき11のポイント」に詳述してありますので、併せてご覧ください。

 また、XPコイン以外の草コインについては「第二のXPコインを探せ!CoinExchangeで仕込んだ草コイン9選」で紹介しています。

 

1. 仮想通貨で損をした珍しい人

 2017年のビットコインの大躍進は誰もが知るところでしょう。仮想通貨取引所bitFlyerが周知され始めたのが6月初旬頃でしょうか。

 2017年6月1日→1BTC=272,820円
 2017年12月17日→1BTC=2,275,000円

 ビットコイン価格は6ヶ月でおよそ8.5倍に値上がりしたということです。この圧倒的な上げ相場で損失を出した人なんているのかよと思うのですが、驚くべきことに実際にいたのです。

 ビットコイン:記者も購入 激しい乱高下に戸惑い|毎日新聞
 
 上記毎日新聞の記者の仮想通貨売買履歴を下記にまとめます。

 
2017年11月3日
 0.01BTCを約8,400円で購入
  ↓
 相場下げに焦り2時間後に売却、マイナス166円

 
2017年11月11日
 0.05BCHを約9,200円で購入
  ↓
 相場下げに失望し4日後に売却、マイナス3,200円

 
 この無敵の上げ相場で損失を確定させてしまっている人が実際にいた。
 もし仮に、彼が購入したBTC及びBCHを売却していなかったら今頃どうなっているだろうか。試算してみましょう。

 
ビットコイン
 8,400円(1BTC=835,000円:2017年11月3日)
  ↓
 22,489円(1BTC=2,235,540円:2017年12月16日)

 
ビットコインキャッシュ
 9,200円(1BCH=155,106円:2017年11月11日)
  ↓
 12,518円(1BCH=211,050円:2017年12月16日)

 
 いずれも売らなければ増えていたという圧倒的な事実がここにある。結論:売ってはいけない。これ以上の説明は不要でしょう。

 

2. リーマンショックで株を売ってしまった人

 下記の記事も非常に示唆に富むものです。

『お金は銀行に預けるな』を信じた人の末路|T.Sakai|NOTE

 まとめると下記のようになります。

 
 『お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践』(勝間和代)に感化された人たちがインデックスファンドにドルコスト平均法(毎月一定額を積立)で投資
  ↓
 リーマンショックで株価暴落
  ↓
 投資した人たちは阿鼻叫喚

 
 もしも投資せずにそのまま銀行に預金していれば元本は減らなかったにも関わらず、投資してしまったがためにリーマンショックによってお金を60%近くも減らしてしまったことになります。もしかしたら減っていくお金を見ながら焦りに焦って株式を売却してしまった人もいるかもしれません。

 
 さて、話はここで終わりではありません。リーマンショックは2008年の出来事ですが、そのままインデックス投資を続けていったら2017年現在どうなっているかというのが本題です。驚くなかれ。

 181%(!)の運用成績。

 つまり、リーマンショックを克服し、10年で元本がほぼ2倍になっているということです。それに比べ、当然ですが銀行にお金を預けていた人は減りもしないが増えもしていません。

 ここから得られる教訓も言うまでもないでしょう。「売るな」ということです。

 

人はなぜ失望して損切りしてしまうか:行動経済学から学べる2つのこと

 とは言え、暴落の際に慌てて売ってしまうのは人間の本能みたいなものです。誰が悪いわけでもありません。ただ、そのメカニズムを知っておくことで相場を達観して眺めることができるようになります。

 それは行動経済学が解き明かしてくれています。重要なことは下記2点に集約されます(参考文献:『ファスト&スロー』ダニエル・カーネマン)。

1. プロスペクト理論 ―人は喜びよりも悲しみに敏感である

 人が合理的に行動するなら「元本が2倍になった喜び」と「元本が半分になってしまった悲しみ」は同程度に感情を揺さぶるはずです。

 しかし実際には、2倍になった際には「もっと伸びるだろー」と悠長に構えて売らずにあわよくば買い増しさえし、半分になってしまった際には「このままじゃ財産がなくなる!」との焦りと危機感から全額を売ってしまいます。つまりは、2倍になった喜びよりも半分になった悲しみのほうがより大きく感情を刺激するのです。これをプロスペクト理論と言います。

 で、市場には不特定多数の人が参入するので、相場の上げ下げは完全に予測不可能でランダム。従って、ずっと下げ続けるわけもなくそのうち上昇してくるというわけです(下がった!チャンスだ!と考える人が少なからずいるため)。半額で売って利益確定をしまった人は上昇分の恩恵を受けられないので、その半額分をそのまま損をしてしまうことになります。

 

2. 割引現在価値 ―今の現金が一番大事である

 人は「1ヶ月後に貰える15,000円」よりも「今すぐ貰える10,000円」の方に価値を見出します。将来の不確定な15,000円よりも、今確実な10,000円が重要なのです。つまり、人は「待てない」のです。

 下がり続ける相場の眼前には、元本よりは減ってしまったものの利益確定すれば確実に貰えるお金があります。買った時には「得をするに違いない」と楽観的に信じていたはずが、暴落の最中は「今この瞬間に現金化してしまわなければ損をしてしまう!」と悲観的に視野が狭まり、焦燥に駆られ、ついつい売ってしまいがちです。

 で、前述の通り、相場は生き物ですので売った瞬間に上昇を始めるという理不尽を味わうことになるのです。人間は直感で行動すると全く合理的でない衝動的な選択をしてしまうことがおわかり頂けるでしょう。

 

衝動に支配されない投資の仕方:3つのポイント

 私たちはにんげんだもの、衝動的にならない人はいません。だけど、衝動的にならないように気を払うことはできます。投資にとって直感や衝動は大敵です。下記、賢明な投資の仕方を3点だけ挙げて本稿を締めくくろうと思います。

1. なくしてもいいお金で投資をする

 仮想通貨という乱高下の激しくこの先どうなるか全くわからない投資対象に全財産を突っ込んでしまえば、どんなに冷静な人でも少し相場が下がっただけで慌てふためいてしまいます。

 仮想通貨市場は上下を繰り返しながら長期的に見れば成長していくものと思われます。常に長期的な視点を冷静に保つためには、なくしてもいいお金を遊び程度に投資することが絶対条件です。

 

2. 自分の頭で考えて投資をする

 長期的な視点を保つためには、自分の中に芯を持つことが肝要です。つまり、これから買うコインについて自分で調べ、自分で判断し、自分の責任で投資することです。

 購入動機が不純であると少しの値動きに敏感になってしまったり、ネガティブな意見を目にして不安になってしまいます。だけど、自分の中で将来性を見据えて購入することによって暴落にも達観することができ、むしろ周囲の阿鼻叫喚を楽しむことさえできます。

 

3. 短期的に売らない

 このビットコインバブルは1637年のオランダで起きたチューリップ・バブルを超え、人類史上最高のバブルになりました。この先仮想通貨バブルが単なるバブルとして終わるのか、このまま緩やかに価格を維持し続けるのかは誰にもわかりません。

 しかし、株式投資の大原則は「長期保有」です。チャート分析によるデイトレード(短期売買)がマイナスサムゲーム(手数料、税金で長期的に見れば損をする)であることは既に証明されています(参考文献:『ウォール街のランダム・ウォーカー』バートン・マルキール)。ビットコインFXなどの短期売買は手っ取り早く大金を手にしたいという「待てない」人が行うものです。

 仮想通貨投資は株式投資と違って配当がありませんから「長期保有で必ず勝てる」と言い切れない部分もありますが、少なくとも上述の毎日新聞記者のビットコイン売買の例からわかることは「売らない」が正解であるということです。

 賢明な私たちはこの仮想通貨バブルの気運に便乗し「売らない・何もしない・ガチホ」の三原則を肝に銘じるべきであると私は考えます。これらの理由から、はい、私も売りません。

 
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仮想通貨取引を始めるために、まずは国内取引所に口座を開きましょう

 取引所に口座を開設することによって仮想通貨投資を始めることができます。私がおすすめする国内取引所は下記です。

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 取扱通貨はcoincheckと比べると少ないですが、ビットコイン、イーサリアムなどの主要な通貨は抑えています。2017年のモナコインバブルはbitFlyerへの上場が発端になっていることからもわかる通り、仮想通貨取引において影響力が極めて大きい取引所です。

 
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