会社・仕事の遅刻や無断欠勤、絶対に許される謝り方6つのステップ

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 やってしまったことは仕方ない。重要なのは謝り方です。
 遅刻をすれば叱責されるのは目に見えていることなので、誰も望んで遅刻するわけじゃない。無断欠勤についても同様です。何らかの事情で、連絡できなかった、あるいは連絡したくなかった。仕方ない。

 やってしまったことは忘れましょう。前を向かなくてはならないのです。
 つまり、いかに効果的に謝り、来たるべき叱責、信頼の失墜を最小限に留め、あわよくば「きちんとした奴だ。今回は許そう」と上司に思わせることができるかが肝になってくるというわけです。

 謝罪にも技術があります。効果的な謝り方のセオリーがあります。
 それに則って相手に自分の意思を伝えることこそ重要です。

 別に反省なんてしていなくても構いません。
 謝罪のセオリーを知り、その通りに謝ることで、誰でも信頼を勝ち取ることができます。実に簡単なことなのです。

 

完璧な謝罪のための6つの要素

 2016年に発表されたオハイオ州立大学の実験結果によれば、効果的な謝罪に必要な要素6つが特定されたとのことです。
 要点を下記に引用します。

 オハイオ州立大学フィッシャーカレッジ・オブ・ビジネスのRoy Lewicki教授が主導し、Negotiation and Conflict Management Research誌に掲載された調査によると、最も効果的な謝罪には次の6つの要素を含むのが良いそうです。

 1. 謝罪の言葉
 2. 間違った行いの説明
 3. 責任の自覚
 4. 反省しているという意思表示
 5. 改善策の提示
 6. 赦しを請う

 完璧な謝罪に必要な6つの要素 – ライフハッカー日本版

 上記6点の中でも、最も重要なのが「責任の自覚」であり、次いで「改善策の提示」であることも実験により判明しています。
 逆に、「許しを請う」は最も重要度が低いという結果になっています。あってもなくても構わない程度とのこと。

 統計的には1位の「自分の責任を認める」の効果がずば抜けて高く、やや遅れて2位の「問題の解決案を提示する」が続く感じ。
 (略)
 とにかく、まずは自分の間違いを認めたうえで、すぐに対策案を提示しとくのがベストなわけですね。それでも相手の気持ちがおさまらないときは、さらに問題の経緯を説明したうえで、後悔の念をにじませていくのがよさげ。

 これが科学的に正しい「謝罪の仕方」。 必須の2項目が特定された件 – パレオな男

 さあ、役者は揃った。
 この大変有意義な研究結果を元に、どのように謝ればいいのかを考え、実際に謝罪を実践していきましょう。

 

謝り方の実例(テンプレート)

 下記に最も効果的と思われる謝り方の実例を挙げておきます。
 今回は「遅刻の謝り方」の体裁を取って書いていきますが、文言を代えることで、無断欠勤の謝り方にも使えますし、ミスや失敗をしてしまった時の謝り方にも応用できます。


 この度は、遅刻をしてしまいまして本当に申し訳ありません。(「謝罪の言葉」
 
 私が本日遅刻をしたことによって、課長を始めとする社内の皆様には大変なご心配とご迷惑をかけてしまったばかりでなく、本日の業務にも多大なる支障をきたしてしまいました。
 遅刻の原因は、目覚ましをかけ忘れてしまったことによるものです。(「間違った行いの説明」 ※言い訳ではないことに注意)

 今回の遅刻は、私の自己管理能力の欠如によるものであり、社会人としてあるまじき行為であったと自覚しております。言い逃れのできない私個人の責任です。言い訳などしようもございません。(「責任の自覚」 ※一番重要な部分)

 本日、私が遅刻してしまい皆様にご心配・ご迷惑をかけてしまったこと、大変に反省しております。と同時に、仕事をする上での緊張感が足りなかったと猛省している次第です。(「反省しているという意思表示」

 今後はこのようなことのなきよう、電池切れを回避すべくコンセントからの電力供給による目覚まし時計の購入、出勤日にアラームを設定し忘れる不備を撲滅すべく休日でもアラームをオフにしないこと、そして、さらに身を引き締めて仕事に邁進したいと考えております。(「改善策の提示」 ※二番目に重要)

 この度は誠に申し訳ございませんでした。
 是非ともお許し頂きたく存じます。(「許しを請う」 ※なくても構わない)


 改善策の提示のくだりはやや大袈裟かと思われますが、できれば具体的なほうが本当に反省している感が出ます。
 「気をつける」という曖昧な改善策よりも、「新しい目覚ましを買う」という具体的な改善策のほうが、本心で解決しようとしているっぽさを演出することができるのです。
 本当に反省しているかどうかは問題ではありません。反省していると相手に思わせることが重要なのです。

 

最重要!言い訳は絶対に無用!

 殆どの人は、謝るのと同時に言い訳をします。
 だけど、それは逆効果であり、相手の神経を逆撫でするだけの行為であると覚えておきましょう。

 言い訳をするということは、こちらの落ち度を正当化しようとする行為に他なりません。しかし、我々がしなければならないのは、相手に対する謝罪の気持ちを表明すること、この一点に尽きます。それ以外はご法度です。

 もちろん、止むを得ない事情で遅刻してしまった場合などは、こちらに責任はないわけですから、言い訳したくなる気持ちはわかります。
 ですが、相手を心配させ、待たせていたことには変わりないのです。
 こちらに落ち度がなくとも、まずは謝りましょう。そこがスタート地点です。

 きちんとした誠実な謝り方をすれば、相手はそれ以上憤慨することなく、絶対に許してくれます。誰も鬼ではないのです。

 もしもこちらの事情を話すのなら、いかなる場合であってもこちらの非を認めた上で、「本当に申し訳ない。遅れたことには変わりないけれど、実は○◯だったのです」と話すか、あるいは、相手から事情を聞かれて初めて話し始めるというのが効果的です。