内向的な人の適職がアフィリエイトやブロガーである10の理由

 内向的な人は組織の中で働くことにストレスを感じることが多いでしょう。それは内向的性格の人の特徴からもそう言えるし、極度の内向型である私が組織で働くことに強烈なストレスを感じ続けたという実体験からもわかります。

 試験で選別された見知らぬ人同士がひとつの会社組織の中で円滑に働くためにはどうしても外向型が天性として持っているコミュニケーションスキルが必要不可欠です。彼らは知らない人と仲良くなるのが異様に上手だし、自己主張をきちんとできるし、常に自信があるように見える。内向型とはまるで逆。

 だけど、内向型と外向型は優劣の問題ではありません。たまたま組織の中で働くに当たっては外向型のほうがハードルが低いというだけの話であり、劣等感に苛まれがちな内向型にもきちんと適した場所や仕事があります。

 そんな内向型の天職のひとつにアフィリエイト、ブロガーが挙げられます。私自身の経験から言えることですが、内向型はアフィリエイトに向いていて、外向型はアフィリエイトにはあまり向いていません。

 現在、「好きなことを仕事にする」「会社に縛られない生き方」「副業をしよう」という考え方がちょっとしたムーブメントとして推進されていますが、その流れにおいてアフィリエイトはうってつけの仕事です。市場規模が未だに毎年伸び続けていることもあなたがアフィリエイトを始めるための動機の強力な後押しになります。

 内向的な人に向いている仕事がアフィリエイターやブロガーである10の理由を見ていきましょう。

 

1. 文章で表現するのが得意

 内向的な人は表現の方法として話すことよりも書くことのほうが得意である傾向にあります。

 話すことと書くことは似ているように見えて実は全く違うものです。すごくお喋りで話が面白い人が文章を書いても同じように面白く興味深い文章になるとは限りません。私が観察した範囲では、お喋りな人ほど支離滅裂な文になっていることが多いです。

 文章を書くという行為はアフィリエイトの基本にして、アフィリエイトの全てです。究極、サイトのデザインなんてどうでも良くてきちんとした文章が書けているかが明暗を分けます。

 お喋りな外向型にとって文章が不得意なのは彼らが直感だけで考えがちだからです。だけど、内向的な人は物事を深く考えることができます。その内向型の特性は文章の質や幅において既にその他大勢を大きくリードしているのです。

 

2. 細かい作業が得意

 アフィリエイトには地味な作業が多いものです。有名ブロガーには華があって、一日数時間のブログだけでたくさんお金を稼いでうらやましいと思うかもしれませんが、華がありうらやましく思えるのは文章と写真で表現されたブログ空間の中だけです。サイトやブログで収益を上げるということは実は誰も気付かないような面倒な細かい作業の積み重ねです。

 過去記事の修正(リライト)、関連記事内部リンク貼り、外部リンクのリンク切れチェックとその修正、アフィリエイト案件の選定、効果測定など――。やるべき裏方の作業には切りがありません。

 内向型の人はそれら煩瑣な作業を比較的苦にすることなく淡々とこなすことができます。外向型の人が勢いだけで質の低い記事を量産している間に、内向型は質の高い記事を書き上げた上で上述の細かな作業も実行し、サイト全体の質を高めることができるのです。

 

3. 深く考え分析することができる

 内向的な人は「なぜそうなるのか?」「なぜそうなったのか?」を分析することが好きで長けているように思います。サイトのアクセスの分析も面倒な作業には違いありません。

 分析は必ずしも必要というわけではありません。だけど、長所を伸ばして短所を補い、サイト・ブログを効率的に成長させていくためにはアクセスの精緻な分析な大きな近道を作ることに繋がります。

 外向的な人がアクセス数の単純な上下で一喜一憂している間に、内向的な人はもっと深く根本的なことをその数字から獲得し、今後の戦略の糧にすることができます。

 

4. 長期間取り組むことができる

 外向型と内向型の決定的な違いは「粘り強さ」「諦めない力」であり、成功の秘訣は知能ではなくてそれら「諦めない力」であることが最新の研究でわかってきています。2016年のベストセラー『GRIT やり抜く力』はそれをよく表しています。

 アフィリエイトこそ「諦めない力」の本領が発揮される分野であると私は考えています。アフィリエイトはすぐに結果が出るものではありません。だけど、正しい努力をすれば必ず結果が出ると言っても過言ではないものでもあります。

 アフィリエイトがすぐに結果が出ないのは、検索エンジンの性質によるものです。品質の高い情報(記事)がある程度の量(記事数)で蓄積されて初めて、あなたのサイトは検索エンジンから高く評価され、検索順位が上がっていき、アクセスが増えていきます。これは不変の掟のようなものです。

 アフィリエイトやブログで多いのが、10記事くらい書いたけど全然アクセスが来ないから更新を止めてしまうというもの。地道に淡々と更新を続けていればぐんぐん伸びていったかもしれないのに。もったいない。

 そう、内向型の諦めないで淡々とやり続ける力はアフィリエイトには最適な能力なのです。

 

5. 孤独に強い

 内向型と外向型を分かつ条件として最も知られたものが「内向型は一人の時間にエネルギーを回復する」「外向型は人と過ごす時間にエネルギーを回復する」というものです。なので、内向型は人混みが苦手(エネルギーを消耗する)で外向型は一人で過ごすことが苦手なのです。

 アフィリエイトは孤独な作業です。ひたすらに自分の集中力と向き合う仕事と言ってもいいでしょう。私事ですが、本気でアフィリエイトをやってみようと思い立ち、ここ一年間はほぼ1Kの自宅で作業しているのですが、それでわかったことは「アフィリエイトは本当に孤独に強い人でなければ向いていない」ということです。

 この毎日ほぼ誰にも会わずにひたすらパソコンに向き合う生活は一人っ子で極度の内向型の私だから苦なく成立しているのであって、恐らく普通の社会性を備えた人では寂しくて耐えられないと思うのです。

 であれば、アフィリエイトは会社組織にどうしても馴染めない人に最適な仕事と言えるかもしれません。私がアフィリエイトを始めたきっかけも、数度の転職を経ながら社会人を10年間くらいやってきたけど「自分は組織で働くことに本当に向いていない」と痛感したからです。言わば逃げるようにアフィリエイトを始めたのでした。

 孤独には強いので一人で仕事がしたいと言う人にはアフィリエイトは最適な選択肢であると言えます。

 

6. 報酬を先延ばしにすることができる

 外向型の人の行動が短絡的で大雑把でであると言われがちなのは、目の前の報酬に目がくらみやすいからです。我慢ができない・自制心が低いと言い換えてもいいでしょう。それに対して、内向的な人は報酬を先延ばしにすることができる、つまりは我慢ができる・自制能力が高い。これは大きな美徳です。

 マシュマロ・テストという有名な心理学の実験があります。目の前のマシュマロを15分間我慢できたらもう一つ貰える、という子どもたちを対象にした実験です。実際に我慢できたのは1/3程度の子どもだったのですが、追跡調査により、我慢できた子どもは我慢できなかった子供と比べて、明らかに優秀な学業成績を収めていたというものです。

 これはつまり「自制心があり、報酬を先延ばしにすることができる人は成功する」という単純な結論が導き出されるわけですが、アフィリエイトにおいてはとりわけ重要な事象です。

 アフィリエイトとはウェブ上に自分の資産を築いていくことです。上述の通りすぐに結果(報酬)は出ません。だけど、自分の頭で考えて創意工夫をしながら淡々と継続していく(報酬を先延ばしにして今を努力する)ことによって気づけばその資産は莫大なものになり、大きな報酬を得る(もうひとつのマシュマロを貰う)ことができるようになってきます。

 お気づきだとは思いますが、マシュマロを我慢できた1/3とは内向的な性格の子どもでした。

 

7. スキルアップのために努力することができる

 外向型の人は報酬に敏感で目の前の快楽に飛びつきがちであることは先に述べました。では、彼らが報酬に目がくらんでいる間に内向型の人は何をしているのか。自分の能力を高めているのです。

 両者の大きな違いを示す事象に勉強するための動機付けがあります。外向型の人は、例えば「学年1位になる」や「友だちよりも良い成績を取る」など自分の優秀さを周囲に認めさせるために努力します。従って、それは爆発的なモチベーションになる反面、達成が不可能だとわかるとすぐに諦めてしまうという欠点もあります。

 それに対して、内向的な人は「知的好奇心を満たすため」や「自分の能力を高めるため」に努力します。それは、大きなモチベーションではないかもしれませんが、淡々と継続して努力し続けることができることを意味します。しかも、間違えたところは「なぜ間違えたのか」をきちんと自分で分析し、反省し、次に活かすことができます。上手くできたところについてもきちんと理由を考えます。

 アフィリエイトで重要な点は、とにかく淡々と努力し続ける点であることに異論はないでしょう。アクセスや収益に一喜一憂することなく、自分にできることを当たり前にやり続けること。それは内向的な人の最強の強みです。

 

8. 正確さを追求することができる

 2016年末の「WELQ事件」とそれに関連した2017年上半期のGoogle検索アルゴリズムのアップデートは、アフィリエイターやブロガーを含む多くのウェブ関係者に衝撃を与えました。

 「WELQ問題」とは、キュレーションサイトと称した健康情報サイトWELQが無責任にも不正確な健康情報を多数掲載していた上、SEO施策により検索上位を独占していたのが問題となったものです。運営者であった上場企業DeNAが社会的な責任を問われ、サイトは閉鎖されました。

 これによって検索エンジンはより正確な情報を検索上位に表示させる(検索アルゴリズム改良。いわゆるフレッドアップデート)流れになることは避けられず、ブロガーやアフィリエイターは社会的責任という意味でも、検索上位に表示してPVや収益を伸ばすという意味でも、情報の正確さはますますサイトの品質を裏付ける重要な要素となります。

 内向的な人の仕事のやり方として「スピードは遅いけれど、正確さ重視」という特徴があります。世の中には様々な仕事があって、多くの場合は「雑でいいからとにかく早く終わらせろ」というものが多い気がします。その中にあって多くの内向的な人は「無駄に仕事が遅い」との烙印を押されがちです。

 しかし、アフィリエイトは違います。アフィリエイトにとって重要なのはゴミ記事を量産することではなく、正確で信憑性の高い情報を発信することです。1日5記事のゴミ記事よりも、3日で1記事の濃密な情報のほうがサイトの成長にとっては重要であると私は実感しています。

 アフィリエイトにおいては、程度にもよりますが「雑でいいからとにかく早く終わらせろ」は通用しません。アフィリエイトは内向型が自分の特性を活かしつつ伸び伸びと取り組める仕事なのです。

 

9. 相手の立場に立つことができる

 読まれる記事と読まれない記事の大きな違いは、読まれる記事は「ターゲットを明確にし相手の立場で書いた記事」であり、読まれない記事は「自分の主張だけがだらだらと書いている記事」です。まず「自分の主張だけがだらだら書いてある記事」はつまらないので完読する気にならないのです。

 アフィリエイトはインターネットという大海原に自分のサイトを公開することから始まりますが、不特定多数の人に読まれるとは言え、記事が実際に読まれている時には筆者と読者の1対1の関係に収斂します。それは「伝えたい人」と「問題を解決したい人」の1対1の関係です。つまりは、相手の立場で考えてある記事が圧倒的な説得力を持つということです。

 相手の立場に立つと言っても、そこには様々な要素が含まれます。記事の内容はもちろん、文章として読みやすいこと、言葉遣いがわかりやすいこと、読みやすく改行してあること、読みやすい文字の大きさであること、程よい分量であること、読者の疑問に全て答えていること、内容が正確であること、根拠を明確に示していることなど、枚挙に暇がありません。

 内向的な人は引っ込み思案であるとよく言われますが、それは相手の都合を考えすぎてしまうために行動を起こせないのです。つまりは、そもそもが相手の立場で考えることができる性格であるということです。

 また、実は内向的な人の言葉のほうが外向型よりも説得力を持ち、見ず知らずの人を相手にした場合はそれは更に大きくなること実験によって明らかになっていること(参考文献:『ネガティブな感情が成功を呼ぶ』)からも、内向型がアフィリエイトにおいて大きな成果を上げ得る可能性を秘めていることがわかります。

 

10. 没頭(フロー状態)することができる

 誘惑や雑音だらけの現代社会において、集中力は成功にとってますます重要な要素となっています。内向的な人が比較的集中力を長く維持できることは、難易度の高いジグソーパズルを被験者に解かせる実験によって明らかになっています(参考文献:『内向型人間のすごい力』)。

 それに加え、内向型は集中力が極限まで研ぎ澄まされた「フロー状態」になりやすいこともわかっています。何かに没頭していたらあっという間に数時間も経っていたという経験はないでしょうか。私にはあります。

 子供の頃、夕方前のまだ外が明るい時間からテレビゲーム(難しいパズルゲーム)を始めたらあまりにも夢中になってしまい、ゲームオーバーになって我に返ったらとっくに太陽が落ちて部屋の中が真っ暗になっていたのでした。今思えばそれがフロー状態でした。

 前述の通り、内向型は報酬のためではなく自分の能力を高めるために行動をします。それは仕事という場面においても同じです。つまり、内向型が最高の強みを発揮できるのは「好きなことを仕事にしている時」であると言えます。

 内向型は目先の利益にとらわれず、自分の行動自体を目的として自分で自分に報酬を与えることができるために、フロー状態で好きな仕事を圧倒的な集中力でこなすことができる。本稿で紹介してきたアフィリエイトという仕事の性質を考えれば、フロー状態とアフィリエイトの相性が極めて良いのは言うまでもないことでしょう。

 フローという概念は心理学者ミハイ・チクセントミハイが提唱したもので、心理学における偉大な発見であると共に、複雑化して気が散りやすい現代社会において極めて重要な能力です。内向型はそれだけでひとつの才能であると言えるものです。

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