公共職業訓練にデメリットはある? 私が感じた3つの短所

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 失業した人にとって、公共職業訓練は素晴らしい制度です。
 訓練修了まで失業手当が受給され続けること、資格を取得できること、ビジネススキルを身につけられること、同じ失業者同士で学ぶことにより不安が軽減されることなど、多くのメリットがあり、再就職を全力で支援してくれる制度となっています。

 職業訓練を経過することにより、再就職に向けて大幅に有利なスキルや経験を身に着けることができます。
 活用しないのは非常にもったいない。

 しかし、デメリットが全くないわけではないと私は感じています。

 私が実際に公共職業訓練を受講した上で感じたデメリット3点について挙げていきます。

 

ハローワークからの再就職手当をもらえない

 ハローワークの紹介によって再就職が早期に決まった場合、ハローワークから再就職手当という名の祝い金がもらえます。再就職手当が給付されるかされないか、どのくらいの金額かについては、いくつかの条件がありますが、おおよそ、内定が決まった時点での失業手当未給付分の半額が再就職手当の額となります。

 参考サイト:
 再就職したときにもらえる『再就職手当』 – 失業保険をもらう!

 職業訓練を受講する場合、多くの人は職業訓練を修了した時点で失業手当の受給期間も終了になると思います。
 従って、ハローワークから再就職手当を貰う余地がないということになります。

 早くに再就職活動を始め、早々と内定をもらうことができれば、ハローワークからの再就職手当+新しい就職先からの給与で、安定した生活を早く送ることができます。

 職業訓練を受講する場合、失業手当の受給期間が延長されるとは言え、離職した会社の給与の2/3が失業手当の額となりますから、全ての人が金銭的に余裕のある暮らしを送れるとは限りません。

 これが一つ目のデメリットです。

 

失業手当だけで生活していけるか

 前述の通り、失業手当の受給額は離職した職場の給与の2/3の額です。
 前職の給与が低かった場合、職業訓練中はさらに低い収入で生活していくことになります。

 職業訓練中は、訓練に専念して欲しいとの事から、アルバイトなどで収入を得ることは規則で禁止されています。もし、アルバイトなどで収入があった場合、訓練生はそれを報告する義務があり、収入があった日の失業手当は給付されません。
 従って、訓練中は失業手当のみで生計を立てていくことを余儀なくされます。
 前職での収入が低くて、ある程度の蓄えがない一人暮らしの場合、生活が極めて困窮する可能性もあるということです。

 加えて、職業訓練自体の受講料などはかかりませんが、授業で使用するテキストや検定料は自己負担となります。
 私の場合、それらで50,000円程度の出費になりました。

 職業訓練を受けることによって、苦しい生活を強いられる可能性もある、というのが第二のデメリットです。

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就職の焦り

 職業訓練の修了と共に、失業手当を給付延長されていた人は、それも打ち切られます。つまり、収入がゼロの中で再就職活動をしなければならないということになります。
 訓練期間中に就職活動を始めて、職業訓練修了と同時に働き始めるという人もいますが、そううまくは行かない場合のほうが多いでしょう。毎日、訓練校に通わなくてはならないので、就職活動にあまり時間を割く余裕もありません。
 ちなみに、私のクラスでは修了時点で就職先が決まっていたのは20名の中で2人だけです。

 それに対して、職業訓練に通わず、離職と同時に再就職活動を始めていた場合はどうでしょう。失業手当の支給期間は一番短くて90日ですが、その場合は、3ヶ月間を求職のために費やすことができます。3ヶ月というのも決して長くはないですが、ある程度の余裕はありそうです。

 もちろん、職業訓練によって就職のためのスキルや資格、テクニックを学ぶことができますから、就活に有利であるとは言えそうです。
 しかしながら、職業訓練が終わった後、収入がなくなるので、急いで再就職の活動を開始しなければならないというデメリットはあるということは覚えておいたほうがいいでしょう。

  職業訓練期間中の就職活動ってどうすればいいの?

 

まとめ

 職業訓練のデメリットは主に金銭面にあります。
 
 公共職業訓練校に通うことによって失業手当給付期間が延長された場合には、通わなかった場合に比べて、結果的には多額を受給できます。
 しかしながら、上記で見てきた通り、毎月の収入というミクロな視点で見れば、生活が困窮してしまう可能性もあるということです。

 公共職業訓練は再就職を強力に支援してくれる素晴らしいものです。私も入校して本当に良かったと思っています。
 ですが、そのデメリットにも目を向けて、自分自身と相談しながら受講するかしないかを判断することが肝要であると私は考えます。

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