失業保険給付延長のために公共職業訓練を受講するのは悪いこと?そんなことないよ

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 公共職業訓練を受けることの大いなるメリットに「失業手当の給付期間が延長される」というものがあります。失業保険が切れてしまう場合でも、公共職業訓練修了まで延長して給付され続けるのです。

 実際、私は本来90日間の給付だったところを、公共職業訓練に通うことで「職業訓練に通う前の1ヶ月+職業訓練6ヶ月=7ヶ月分!!」の失業手当を受給することができました。
 私は公共職業訓練に通うことで失業手当の給付が延長されることを知っていたので、わざわざ6ヶ月という長めのコースを受講したのでした。

 さて、このように金銭面のメリットを強調して書くと「公共職業訓練は再就職のために勉強するところだ。動機が不純である」「失業保険は我々の税金で賄われている。無駄にするな」という意見が少なからず出てきます。

 それに対する私の見解は、

 お金(失業保険)目的でも構わないから、どんどん公共職業訓練を利用しよう!

 ということに尽きます。
 せっかくの制度なのだから利用しない手はないのです。下記で詳しい理由を説明していきます。

違法ではないし、詐欺でもない

 いきなり極論ですが「お金目的で公共職業訓練を利用しても犯罪ではない」ことが挙げられます。詐欺でもないし、横領でもない。
 どんな理由であれ、雇用保険を納めていた失業者であれば誰でも職業訓練を受ける権利があります。

 失業保険の給付延長という定められたルールがあって、我々はそれを利用しているだけ。
 ルールを悪用しようとしているのではなく、むしろルールを遵守しているわけです。

 職業訓練を受講して失業保険を延長して受給するとは言え欠席した日には受給されませんし、欠席が多いと除籍、遅刻が多いと指導が入ります。
 つまりは、きちんと真面目に職業訓練校に通った者のみが失業保険を受給できる仕組みになっているのです。

 ですから、失業した際には気兼ねなく公共職業訓練の受講を視野に入れて構わないのです。

 

「税金を無駄にするな」は気にしなくていい

 「お金が目的で職業訓練を利用するなんて許せない。我々が支払った税金を無駄にするな」という意見には私は同意できかねます。

 まず、公共職業訓練の財源は雇用保険です。
 つまり、働いていた期間に雇用保険を支払っていた人だけが失業保険の受給及び公共職業訓練の受講資格がありますが、それは紛れもない正当な権利であるということです。
 働いている時に雇用保険を支払っていた人が、失業後に雇用保険の恩恵を受けるわけですから誰にも文句が付けようがないというわけです。

 失業手当の財源は、雇用保険と国庫です。国庫であるから税金が投入されていると考えることもできるわけです。
 しかしながら、「失業保険を無駄に長く受給するな」という文句を我々に言うのはお門違いというものです。国民から集めた税金の使い道は国が決めているわけですから、失業手当を巡る制度がきちんと運用されていないと感じるなら国に意見すべきことです。
 我々はルールに基づいて失業保険を受給しているに過ぎない。

 つまりは、失業保険の財源がどうなっているかなんて気にしないで、公共職業訓練を利用しましょう。

 

きっかけは重要じゃない、結果が重要なのだ

 人生においてきっかけなんてさほど重要じゃないことに皆気づいているはずです。
 例えば、

 ・友だちに誘われて入った部活。その友だちは辞めてしまったが自分は楽しくて熱中できた。

 ・そこにしか内定をもらえなかったからという理由で入社したら、それが天職になった。

 ・特別好きでもなかったけれど告白されたからとなんとなく交際を始めたら、お互いに信頼できる一生のパートナーになった。

 職業訓練も同じではないかと思うのです。
 例えば私は冒頭でお話した通り失業保険を長くもらえるという理由で事務職向け6ヶ月コースの職業訓練を受講しましたが、独学で狭く浅い知識しかなかったExcelについて「こんなこともできるんだ」「こういう機能もあったのか」と職業訓練中は興味深い発見の連続でした。
 今、仕事や自分の生活で活かすことができています。

 きっかけはどうあれ、職業訓練で何かを身に付け再就職の糧になることがひとつでもあればいいのではないかと思うのです。

 

まとめ:公共職業訓練をどんどん活用しよう

 何も気にすることなく公共職業訓練という制度を活用しましょう、というのが本稿の論旨です。
 職業訓練が意外と知られていないのはもったいないなと思うのです。

 
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