規制対象になるかもしれないスマートドラッグの具体的な品目、傾向と対策

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 2017円6月、主に学生の学習力向上のためにスマートドラッグ(スマドラ)なるものが濫用されているという実態を是正するために、厚生労働省が個人輸入の規制に向けて動き出すというニュースはサプリメント業界やスマドラ愛用者に少なからぬ衝撃を与えました。スマドラ歴3年で愛用してきた私も驚くとともに、規制には大変に憂慮しているところです。

 スマートドラッグとは一言で表せば「頭が良くなる(と宣伝されている)サプリメント群」のことです。「ドラッグ」という物騒な名前で総称されていますが、もちろん違法薬物や合法(すれすれの)ドラッグとの関連は全くありません。その多くは医療用の薬や植物由来のハーブです。

 
 ニュースで得られる情報をまとめれば、それでも幾つかのスマートドラッグが規制対象として検討されている理由は大きく分けて3つあるように思います。

 
1. 医薬品が個人輸入で安易に手に入ってしまうこと
2. 継続的な使用や過剰摂取によって何らかの副作用があるかもしれないこと
3. 依存性があるかもしれないこと

 
 要するにスマドラは「危険」なのではないかと憂慮されていることに規制の理由は集約されます。スマドラを実際に利用してみての私の見解は「スマートドラッグは危険か?なぜ規制される?スマドラ歴3年、私の実感と見解」に示しました。

 
 本稿においては、これから規制されるかもしれないスマートドラッグを具体的に検討していくことを目的としています。私は医師でもなければ、官僚でもありません。従いまして、いちサプリメントマニアとしての個人的な見解であることをご了承ください。

 

スマートドラッグ濫用の問題点の整理

 今回のスマドラ規制方針の報道において重要な点は「実際にスマートドラッグによって健康を損なったという人が現れたことがきっかけになったのではない」ということです。私の知る限り2017年5月21日のNEWSポストセブンの記事をきっかけに多くの読者がスマートドラッグというものを知り、翌月、政府が規制に乗り出したという流れです。

 当該NEWSポストセブンの記事については個人的な見解を申し上げれば、スマートドラッグという物騒っぽくて未知なものに対するネガティブなイメージだけを全面に押し出して不安感を煽るように書かれているように感じました。けれど、かと言って記事の内容が一方的に間違っているとも思えません。

 
 要はスマートドラッグが「危険か」「危険ではないか」という論争は個人の裁量とモラルの問題であるように思います。市販の風邪薬だって大量に摂取すればハイな状態になるし、カフェインについても同様です(「意欲を高める成分」という広義の意味ではカフェインもスマドラの一種であるとみなすことができます)。

 毎日お菓子だけを大量に食べ続ければ栄養が偏って体調を崩してしまいます。であれば、政府が砂糖を規制すべきかというとそういうことではありません。スマートドラッグを危険なものにするか、生活の質を向上させるサプリメントとして使用するかは個人の問題なのです。

 では、今回のスマートドラッグ規制の焦点は何かというと2点あるように思います。

 
1. 日本で医薬品に指定されている薬が個人輸入によって医師の処方箋なしに簡単に手に入ってしまうこと

2. そもそも現状どれが医薬品でどれが医薬品でないかの規制が曖昧だから、検討してきちんと整理すること

 

アシュワガンダは医薬品だけど個人輸入で手に入る

 アシュワガンダというサプリメントがあります。スマートドラッグとしても広く認識されていますし、アダプトゲン(抗ストレス作用のあるハーブ)としても有名なものです。アシュワガンダはインド原産のナス科の植物のエキスで、インドの伝統医学アーユルベーダにおいては古来より親しまれてきたものです。

 このアシュワガンダ、日本では医薬品に指定されている(医薬品に指定されているのは世界の中で日本くらいらしいけど…)ので本来であれば医師の処方箋がなければ入手することはできないのですが、iHerbという通販サイトを利用すれば簡単に個人輸入できてしまいます。

 
 私は法律家ではないので、医薬品が簡単に入手できてしまう状況における法的な解釈については寡聞です。ただ、このような事態が(入手できなくなったら困るという感情はさておき)法治国家としては問題であるということについては異論はないところでしょう。それを容認したら何でもありになってしまうからです。

 現在、このように「医薬品を入手するためには医師の処方箋が必要だけれど、個人輸入すれば処方箋なしで簡単に入手できてしまう」という曖昧な事態になっているのですが、それをいよいよ是正するために今回のスマートドラッグ規制の議論は発動されたと言っていいでしょう。

 

規制されるスマートドラッグと規制されないスマートドラッグ、個人的な予想と見解

 上述のアシュワガンダについてはiHerbでは個人輸入で購入することができますが、Amazon.co.jpでは扱いがありません。iherbは海外の事業者だから販売ができるけれど、Amazon.co.jpは日本の事業者だから日本の法律に則って販売を行わなくてはならないからであると推測できます。

 今回のスマートドラッグ規制の焦点が「医薬品として規制されている商品が簡単に個人輸入できてしまうこと」であるとすれば、一つの結論が導き出されます。すなわち、現状Amazon.co.jpでサプリメントとして販売されているものに関しては規制されないのではないかということです。

 
 具体的に申し上げれば、「ピラセタム」「アーカリオン」「ストラテラ」についてはAmazon.co.jpでは扱いがないので、個人輸入が規制されてしまう可能性があります。特に「ピラセタム」については非常に人気であり「スマートドラッグ=ピラセタム」という扱いで書かれている報道もあったので、スマドラ規制の矢面に立ってしまう可能性が極めて高いと個人的には思います。

 
 逆に、「コリン」「チロシン」「DMAE」についてはAmazon.co.jpにおいて販売されている(2017年6月26日現在)ので、現状の日本の法律においては医薬品指定はされていないということがわかります。

 その中でも「コリン」は卵黄に多く含まれるビタミンB群の一種であり、「チロシン」はチーズから発見されたものでありタケノコ水煮に見られる白い物質はチロシンが凝固したもの、リンゴが空気に触れて茶色くなるのはリンゴに含まれるチロシンが酸化したものであることからもわかるように非常に身近な物質ですから、規制される可能性は少ないように思います。

 「DMAE」についてはアメリカではADHD治療薬として使われているもののようなので、規制対象になるかどうかは正直微妙なところ。今後、有識者に危険であるとみなされれば規制されてしまうかもしれません。DMAEは集中力増進に一役買う素晴らしいサプリメントであると実感しているので、手に入らないとなってしまうと個人的には非常に残念です。

 
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