【仮病】熱中症で会社・仕事を休む(早退する)ための鉄壁3つの戦略

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 人は自然には太刀打ちできないというのは誰もが知るところです。人が歳月をかけて作り上げた街が自然の脅威によって一瞬にして一網打尽になった例は枚挙に暇がありません。

 私はここで「人間も自然の一部である」とか「地球を大切に」という論を展開するつもりは全くありません。私が本稿において展開していくのは「太陽という自然の脅威によって体調不良を起こしたと虚偽の申告をして会社を休む」技術です。要するに「熱中症で仕事を休むための戦略」です。

 熱中症という武器を片手に仮病を発動するためには、熱中症の何たるかを知る必要があります。熱中症の知識がなければ、極端な話、真冬に「熱中症で休みます」と申告しかねないということ。それは明らかなる戦略ミスです。

 
 そのような間抜けな事態にならないためにも、あるいはこれから発動し得る仮病欠勤が決してバレないためにも、本稿においてはデータに基づいて熱中症を分析した後に、鉄壁な熱中症による仮病戦略を立案していくものです。決して難しい話ではありません。

 さあ、夏季限定の熱中症を味方につけて、健全に仕事を休みましょう。

 

データに基づく熱中症の4つの事実

 まずは最善の熱中症仮病戦略発動のために、仮病のための熱中症の知識を眺めていきましょう。お急ぎの方は読み飛ばしても構いません。

 データは「本邦における熱中症の実態−Heatstroke STUDY2008最終報告−」より引用していきます。少し古いデータですが、病気の症例は景気や株価のように急速に変動するものではありませんので、現在でも信頼し得る普遍的な情報であると考えます。

熱中症の事実1:高齢者ほど熱中症に罹りやすいは嘘

熱中症の年齢別患者数

 上記は年齢別の熱中症患者数です。Ⅰ,Ⅱ,Ⅲと三種類の棒グラフがありますが、Ⅰは軽度、Ⅲは重度の症状です。ここからわかることは下記のことです。

 
・熱中症にかかる人はおおよそ若年層ほど多い
・若年層は軽度が大半を占め、歳を経るに従って重度が多くなる

 
 お年寄りほど熱中症になりやすいかのような報道がされることがありますが、それは誤解であることがわかります。正確には「お年寄りの熱中症は重度になりやすい」ということであり、熱中症患者の絶対数が多いというわけではないのです。

 もちろん、若年層の熱中症患者が多いのは「若いから」という単純な理由ではなく、「外で活動する機会が多い」からと推測できるわけですが、いずれにしても「若いから熱中症にならないというのは誤解である」ことはおわかり頂けるでしょう。つまりは「働く人は誰でも年齢に関係なく熱中症を患う権利がある」ということです。

 

熱中症の事実2:日常生活の中でも熱中症に罹り得る

熱中症状況別年齢別グラフ

 どのような状況で熱中症になったかを示したもので、「薄いグレー=運動中」「濃いグレー=仕事中」「白=日常生活中」です。

 10代は運動中の発症が飛び抜けて多いことがわかります。20代〜50代においては仕事中が圧倒的です。ただ、いずれの年代においても「日常生活中」の発症例が一定数おり、見過ごせない数であることがわかります。

 つまりここから「運動中、仕事中でなくても日常生活の中で熱中症に罹り得る」、つまりは「あらゆるシーン(室内でも)において熱中症仮病を発動するチャンスがある」ということに他なりません。

 

熱中症の事実3:7月から8月が熱中症のピーク

熱中症月別患者数グラフ

 熱中症患者数の時期別に示したグラフです。予想通りと言いますか、熱中症のピークは7月〜8月です。さらに細かく見ていきましょう。

 
・6月中旬までは熱中症患者数は極めて少ないが、ゼロではない
・患者数が急激に増えるのは6月の終わりから7月初めにかけてであり、つまり梅雨の終わり頃
・ピークの頂点が7月下旬
・そこから8月下旬にかけて患者数は減っていく
・8月が最も患者数が多い
・9月の残暑時期にもそれなりに熱中症にかかる人はいる
・10月以降はほぼゼロとみなして良い

 
 「木を隠すなら森に隠せ」と言いますが、熱中症の仮病が疑われないためには患者数の多い時期を狙って発動するのがセオリーです。風邪の仮病も流行っている時なら比較的バレにくいのと同じです。従って、私たちが熱中症仮病を狙うべき時期は「7月から8月」ということになります。

 

熱中症の事実4:ピーク時間帯は9時〜19時

熱中症時間帯別患者数

 熱中症発症数の時間帯別グラフです。これも予想通りですが昼間、具体的にはピーク時間帯は9時〜19時であることがわかります。ただ、夜間や深夜でも発症数はゼロではありません。

 私たちは仮病によって朝会社に電話をかけ「熱中症かもしれません」と上司に告げて仕事を休むことを目的にしているのであり、つまりは午前中の数値に着目すべきです。ここから都合の良いデータを得て解釈するならば、下記の戦略が考えられます。

 
・夜間でも一定数の発症例がある=「エアコン、扇風機なしで寝てしまって起きたら熱中症に罹っていた」

・午前8時からやや発症数が増える=「通勤中に熱中症に罹った」

 

熱中症の症状を学ぼう

 熱中症の症状が頭にインプットされていることによって、上司や同僚からの問いに鮮やかに返答し、信憑性を増すことができます。自信なさげに答えにまごついた様子は疑念を増幅させますが、自信を持った態度はそれだけで信頼に足るものです。熱中症の症状を覚えておくことはその自信を裏付けるために必要不可欠なものです。

 一般財団法人日本気象協会が推進する「熱中症ゼロへ」というウェブサイトから下記に簡単に引用しましょう。

症状1. めまいや顔のほてり
症状2. 筋肉痛や筋肉のけいれん
症状3. 体のだるさや吐き気
症状4. 汗のかきかたがおかしい
症状5. 体温が高い、皮ふの異常
症状6. 呼びかけに反応しない、まっすぐ歩けない
症状7. 水分補給ができない

熱中症について学ぼう:症状|熱中症ゼロへ

 私事ですが、かつて6月下旬頃(最高気温28℃)、熱中症と思しき症状に罹りました。

 日中に屋外テニスコートで3時間程度身体を動かした後、汗を流すために銭湯に行き、少しだけサウナに入りました。その後、湯に浸かったのですが、脚の太ももあたりが痙攣しつつあったのでした(症例2:筋肉痛や筋肉のけいれん)。その時は久しぶりに運動したからかなとあまり深刻に考えていませんでした。

 銭湯から出て、飲みに行こうということで居酒屋に入り、ビールをほんのひとくち飲んだ瞬間にそれは起こりました。

 まず尋常でない汗が出てきました(症例4:汗のかきかたがおかしい)。喋るのもしんどいくらいに全く頭は回らず、強烈な吐き気に襲われて実際に繰り返し嘔吐してしまいました(症例3:体のだるさや吐き気)。寒気があったので発熱もしていたのだと思います(症状5:体温が高い、皮ふの異常)。水を飲んでもすぐにそのまま嘔吐してしまう状態(症状7:水分補給ができない)で、結局、その飲み会は中止にしてしまいました。

 朦朧とする意識と強烈な眠気と戦いながらなんとか家に帰り、すぐに横になりました。入眠して3時間くらいで目が覚め、体調はなんとか回復していました。

 

その他、熱中症の知識をウィキペディアより

 仮病としての熱中症戦略を幅広く確実なものにするために、熱中症の原因についてウィキペディアからも有益を思われる情報を引用しましょう。

・前日より急に温度が上昇した日。
・温度がそれほど高くなくても多湿であれば起こりやすい(なぜなら、汗による蒸散ができず、体内の熱を発散できなくなるため)。
・涼しい室内で作業をしている人が、急に外に出て作業した場合(暑さに慣れていないため)。
・「涼しい環境で」「練習を始めて間もない短時間」「軽い運動」でも熱中症は発生する。
・睡眠不足。

 熱中症 – Wikipedia(2017年7月21日時点)

 

熱中症(仮病)で会社を休むための3つの戦略

 ここからが本題です。上記のデータ・情報を踏まえた上で仮病としての熱中症で仕事を休む(あるいは早退)ための最善の戦略を立案していきましょう。

1. 通勤途中で熱中症になった

 「会社を休む」という点ではこれが完璧な事由であると考えられます。

 上記で見てきた情報からも非常に説得力が高いことがわかる上、「急な欠勤にも対応できる」という点が心強い。つまりは「なんか仕事行きたくないなー」と思った当日の朝でも「通勤途中で熱中症になった」と連絡するだけで休みが取得できることです。加え、徒歩でも自転車でも車内でも発症例があるために、通勤手段を問わないという汎用性の高さも秀逸です。

 前日よりも気温がいきなり高くなった日や今年一番の猛暑などと報道で喧伝されている日を狙って熱中症(仮病)を発動すれば完璧でしょう。

 

2. 夜中に蒸し暑い部屋で寝ていて熱中症になった

 夜間でも熱中症になり得ることは上記データでも示されていますし、各種報道でも周知の通りです。特に、エアコン・扇風機なしの環境では発症率が飛躍的に高まります。

 
 かつて私の職場において、6月上旬頃にアルバイトの18歳男性が「熱中症のため休みます」と欠勤したことがありました。曰く、「自分の部屋にはエアコンがないので起きたら大変に体調が悪かった。熱中症に違いない」とのことでしたが、特筆すべき事は、弊社において彼の欠勤がそのまま何の疑いもなく認められ、欠勤扱いになったことです。

 先に示したデータにおいては6月上旬というのは熱中症の発症例が極めて少ない(全体の1%未満)時期なのだけれど、弊社アルバイトの18歳男性の例は、6月上旬でも申告すれば熱中症で休むことができるという希望を物語っています。6月上旬でも熱中症であると認められるということは、7月〜8月の熱帯夜であればさらに認められやすいと推測されます。

 

3. 屋外での仕事中に熱中症になった ―早退の技術

 これは欠勤ではなく百歩譲っての「早退」の話になりますが、熱中症は屋外での発症が圧倒的です。であれば、「屋外での仕事中に熱中症に罹ったので早退させてください」という戦略は王道となります。

 考え得る発症の状況は多種多様でしょう。「得意先に回っている途中に熱中症になった」「昼休みの出先で熱中症になった」など、当人のアイデア次第で千の戦術を発案することが可能です。

 私もかつて農業法人に勤めていた際、全くやる気が出ない日に真夏の炎天下の中で延々と草刈りをしていた際に派手に倒れる演技をして熱中症による早退を勝ち取ったことがあります。

 

会社への熱中症の経過報告の仕方

 熱中症の仮病としての優れたところは、長引かない点です。風邪による仮病の場合、翌日以降も咳や鼻水の演技をしなければならず非常に煩瑣なのですが、熱中症の場合は翌日にケロッとしていても全く問題がありません。

 もしも上司や同僚に詳しく熱中症の経過を聞かれたら、下記のごとく答えておきましょう。全く難しいことではありません。

 
・部屋を涼しくして横になっていたら治った。しばらくはだるさが続いたけれど、今は完全に治っている。
・(病院に行った場合)点滴を打ってもらったら数時間で治った。

 

おわりに:元気いっぱいに会社を休もう

 勘違しないで頂きたいことは、本稿の論旨は「熱中症になって会社を休む方法」ではなく、「熱中症であると虚偽の報告をして仮病で会社を休む方法」であるということです。従って、私たちは元気に仕事を欠勤することができます。

 会社を休みたいあまり、実際に熱中症に罹るために炎天下の中に身をさらし続けることは非常に危険な行為です。下手をすれば後遺症が残ってしまう可能性もありますし、最悪の事態も考えられます。

 せっかく会社を休むのなら元気いっぱいに休んだほうが絶対に得です。間違っても実際に「会社を休むために意地になって熱中症に罹る」くらいなら、涼しい部屋から「熱中症になっちゃったみたいで、休ませてください」と申請し、取得した休日を全力で楽しみましょう。