会社の病欠には、あるバイオリズムがあることがわかっています。
すなわち、月曜日に欠勤する人が多いのです。
当サイト「仮病ドットコム」においても、最もアクセスが多いのが月曜日(月曜日が祝日であれば火曜日)です。
数年に渡って運営してきましたが、その法則は変わりません。
常に月曜日の朝にアクセスが集中します。
以上のことから「月曜日の欠勤=仮病」の可能性が高いのではないかと大いに推測されるわけです。
このように、仮病と曜日には少なからぬ関係があると言えるでしょう。
仮病において一番に優先されるべきことは「バレない」ことです。
次の仮病のことを考えて仮病するべきです。
そうすることにより、この厳しい社会人人生において永続的・安定的に仮病を発動でき、任意の日に適度に休暇を取得しながら健やかに日々を渡り歩くことが可能になるわけです。
仮病と曜日の戦略について一緒に考えていきましょう。
月曜日の仮病 ―バレやすい
結論から言うと、月曜日の仮病は避けるべきです。
冒頭でも紹介した通り、月曜日の欠勤は仮病が大いに疑われますし、仮病ではなかったとしても「土日に遊びすぎて体調を崩したのではないか」と自己管理がなっていないとの烙印を押される可能性があるためです。
我々は仮病をしたいわけです。
従って、好きなときに休みを得ることが可能であるというわけです。
土日の休み明けに会社に行くのが極めて億劫であることは想像に難くないですが、楽しみは後に取っておきましょう。
「我々は仮病者である。いつでも休めるんだ」との誇りを持って月曜日は耐え忍びましょう。
火曜日の仮病 ―適期である
月曜日の誘惑を乗り切ったあなたには火曜日の報酬を取得する権利があります。
火曜日は休みやすいのです。
月曜日の一日だけ出勤して翌日の火曜日に欠勤となれば、「月曜日もちょっと具合が悪かったのかな」とのシナリオを社内の人間にちらつかせることができます。
すなわち、火曜日に休むための準備は月曜日から始まっているということです。
月曜日はなるべく無口で伏し目がちでいましょう。
間違っても「具合が悪い」と口に出したり、過剰な演技をするまでもありません。
「なんとなく」「気づく人は気づくかもしれない」程度で構いません。
火曜日に仮病で休むことはもはや確定しているため、誰も気づかなくても気にする必要はありません。
このような細やかな戦略が説得力のある仮病を生み出し、継続的な仮病を確保するための礎となるのです。
水曜日の仮病 ―健康的な労働を創出する
週の真ん中。水曜日も仮病が推進される曜日です。
水曜日に休みを取得するメリットは、何と言っても一週間を分割することができる点です。
これにより永遠とも思えるくらいに果てしなく長い5日間が、2日+2日となり労働が非常に健康的になります。
まるで労働とはこうあるべきだという見本ではないでしょうか。5日間なんて狂ってる。
バレるリスクもそれほどありませんし、会社の業務的にも忙しくないと推測されるためおすすめです。
木曜日の仮病 ―あまりメリットはない
「今週も折り返し! 残り2日を頑張るぞー!」というところで欠勤するというパターンです。
これを仮病界では「不意打ち仮病」と呼んでいます。
ちなみに月曜日は「愚者の仮病」、水曜日は「まっぷたつの仮病」です。
火曜日の呼び名は特にありません。
木曜日の仮病はその意外性が全てです。
だって残り2日を耐えれば週末であるにも関わらず、休む。
従って、木曜日の仮病には「休んでやった」という気分はあまりありません。ちなみに「休んでやった」感が最も強いのは月曜日です。
バレるリスクは低いけれど、仮病というカードを切るにはもったいない。
木曜に休んでもあと一日出勤しなければならないから、休んだ気にもあまりならないし、充実感も少ない。
それが「不意打ち仮病」です。
友人と約束をしているとか、コンサートに行くとか、何か用事を消化するための仕方なくの取得が推薦されます。
金曜日の仮病 ―諸刃の剣
金曜日の仮病の扱いはなかなか難しく、数々の論争があります。
ウイークデーの最後を仮病で華麗に締めくくることから「〆の仮病」と呼ばれています。
肯定派の意見としては、
・週末を前にして休むことで3連休を確保、月曜日が祝日なら4連休という奇跡を体験できる。
・今週も頑張ったというご褒美として金曜日くらいは休んでもいいのではないか。
・金曜日を仮病で休む前提で木曜日までに計画的に仕事をこなしていれば、金曜日に休みを取得しても問題はない。
ということが挙げられます。
メリットを大きく評価していると言えるでしょう。
一方、否定派の意見としては、
・3連休取得が見え透いていて仮病であることがバレバレなのではないか。
・週末を休むために金曜日が忙しいオフィスは意外とあるから、休むことで非難の対象になる。
・「バレたかもしれない」などの不安を抱えて週末も休むことになり、3連休と言えども休んだ気にならない。
どちらの意見も理にかなっており、説得力があります。
一長一短、諸刃の剣。
リスクと効果を比べれば、火曜日や水曜日に仮病をしたほうがいいでしょう。
但し、どうしても3連休を取得したいのなら月曜日よりは金曜日のほうがいいと思われます。
出勤がシフト制の場合
週末が公休とは限らないシフト制出勤の場合も考え方は同じです。
以下、ポイントを挙げていきましょう。
休み明けに休むのは控えよう
水曜日の考え方で、出勤の中日あたりに仮病を発動するのが望ましいです。
繁忙の日に休むのは控えよう
販売の仕事であれば、週末は忙しいとか特売・売り出し日があるなどの「忙しい日」があると思います。
そこを狙って休むと周囲の反感を買うどころか、繰り返すことにより仮病の嫌疑がかけられます。
忙しいとわかっている日に出勤するのは億劫で気が進まないものではありますが、休みはいつでも取得できると考えて、なるべく暇な日に休みましょう。
代わりに出勤できる人を手配しておく
シフト制の場合、一人でも人員が欠けることは致命的であったりします。
仮病を炸裂させる場合は、上長への休むと報告する前に、同僚に連絡し「代わりに出勤できる人」を確保しておきましょう。
で、「今日は熱があるので休ませて下さい。〇〇さんに代わりに出勤してもらうように連絡してあります」と上長に報告するのです。
そうすることにより、あなたが欠勤したとの印象は限りなく薄まり、次に仮病する際の障壁が低くなるのです。
代わりに出勤できそうな人が見つからない場合、その仮病は失敗したとみなして潔く諦め、次の機会を伺うのが良いでしょう。
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