窓際族が真の勝ち組であることに皆、薄々気づいているはずなのです。
朝から晩まで上司に文句を言われ、クライアントに気を遣って、神経を擦り減らして頑張って仕事をして雀の涙ほどの給料を貰うことが人生の本質だなんて誰も思っていないはず。
だったら、仕事をしないで雀の涙ほどの給料を貰ったほうがよっぽどいい。
仕事をしないで貰う給料はずば抜けた生産性の賜であり、言うなれば奇跡。
つまり、会社のお荷物と言われがちな窓際族というのは何もしていないのに給料を貰えるという奇跡の存在であるというわけです。
混迷の現代社会において目指すべきはここです。
京都検定探訪というブログの「新卒入社半年にして窓際族の地位を手に入れた男」という記事に窓際族になるための手法が惜しみなく記載されていたので、それを参考にして「窓際族になる方法」を考察していきましょう。
STEP1 仕事上でヘマをやらかす(わざと)
・上司のハンコを勝手に使用してプライベートの交通費申請を会社に要求したり
・営業で顧客に製品の製造原価をぶちまけたり
クビにならない程度のヘマを立て続けにわざと炸裂させましょう。
引用中の「上司のハンコを勝手に使用してプライベートの交通費申請を会社に要求」はもしかしたら横領の罪に問われる可能性がありますので、お金に関わりのないくだらないヘマが良いでしょう。
・上司の駐車場にわざとクルマを停める
・クライアントを怒らせる
・領収書を頻繁になくす
ちなみに余談ですが、この「くだらないヘマをやらかす」手法は『ピーターの法則 創造的無能のすすめ』という社会学の研究書籍において、社会人人生をまともに生き抜くための立派な手段として紹介されていたりします。
ヘマ、ミス、失敗を繰り返して上司が激高しつつあればこちらのものです。
STEP2 上司からの叱責をスマホなどで録音しておく
わけのわからないヘマを繰り返せば当然ながら上司からは怒られるでしょう。
その時に我々がすべきことはたった一つだけです。
すなわち、それを録音しておくことです。
スマホの録音機能でもいいですし、ペン型のレコーダーでもいいでしょう。
コンプライアンスと声高に叫ばれる昨今において会社での出来事を録音しておくことは自分の身を守るための重要な手段となりつつあります。真面目な話。
STEP3 その録音を労基署に提出しパワハラだと訴える
上司からの一方的な叱責を録音したものを証拠として労働基準監督署にパワハラだと訴えます。
どの程度の発言・叱責からがパワハラであるのかはいまいち不明確な問題ではありますが、「労働問題弁護士ナビ」によればパワハラの5つのポイントが紹介されています。
・職場の地位・優位性を利用している
・本来の業務の範囲を超えた指示・強要
・相手の人格・尊厳を侵害する発言
・断続的に行なわれている
・精神的・身体的に苦痛を与え就業環境を悪化させる
上記を踏まえたパワハラであると訴えるための具体的な方法が下記となります。
1. 「上司による怒鳴り声などの威圧的態度」「馬鹿、クズ、などの暴言」を「2回以上録音しておく(パワハラが断続的に行われていると示すため)」こと
2. 精神科に行きうつ病あるいは抑うつ状態であるとの診断書を貰うこと(意外と簡単に書いてもらえる)
3. 労基署に録音したパワハラの証拠と医師による診断書を提出する
STEP4 パワハラを理由にうつ病で休む
上述した医師の診断書は鉄壁です。
うつ病や抑うつ状態であれば、二週間から一ヶ月は休むことが出来るでしょう。
なぜなら、診断書に「〇〇日間の休みを要する」旨の記載があるからです。
堂々と休みましょう。
関連記事:
会社を長期(1ヶ月程度~)にわたって休む方法 ―うつ病、抑うつ状態との診断書を味方につける
STEP5 これであなたも立派な窓際族
休暇明け、あなたは立派な窓際族になっていることでしょう。
つまりは、人生の勝ち組になることができたということです。
彼はほとんど仕事を与えられず、日々ネットサーフィンをして定時で帰る毎日を繰り返していたようです。
どうやら、彼に仕事を渡して自分が責任を負うことになったら嫌だ。という心理が周りに働いていたようです。
そりゃそうですよね。
彼を取引先に連れて行って製造原価なんてベラベラ喋られたらその責任は上が負うわけですし、下手に彼を叱責してまたアイホンでその様子を録音されてどこかに流されたりしても困るわけですし、先輩たちの立場からしたら彼と絡むということはかなりのリスクを背負うということなんですよね。
もちろん、窓際族になるためにはある程度屈強なメンタルが必要となるに違いありません。
上司に怒られているにも関わらず気にしないでそれを録音すること、パワハラを受けていると病院及び労基署に申請すること、出社しても仕事がないこと。
しかし、物は考えようです。
「仕事が与えられない」のではなく「仕事をしなくても給与が貰える奇跡を享受している」と発想の転換をしましょう。
「仕事が与えられない負け組」ではなく「仕事をしなくてもいい勝ち組」と考えましょう。
そう、窓際族は勝ち組なのです。
おまけ 窓際族は何をしても自由(社内フリーランス)
窓際族という地位を確立した彼は、まさに水を得た魚のようでした。
最近は社内フリーランスを名乗り始め、いろいろな部署に顔を出しては雑談を始めたり、ちょっと雑用を手伝ったり、ちょっと自分の机でネットサーフィンをしたり…..
まるで上役のような自由を、会社内で手に入れたのです。
何をしても咎められないので窓際族は自由です。何もかもやりたい放題。
仕事に縛られている負け組サラリーマンとは対照的です。
参考記事:
新卒入社半年にして窓際族の地位を手に入れた男 – 京都検定探訪
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