国を挙げての副業が推進されていますが、どうせやるんだったら楽にたくさん稼げた方がいいに決まっています。副業として夜にアルバイトをして心も体も疲弊しきってしまい、本業に支障が出てしまうのでは本末転倒です。
どうせ副業をやるなら不労所得を得られるものがコスパが良いと言えるでしょう。寝ていてもお金が入ってくるなんて夢のよう。いえいえ、夢ではありません。現実、何らかの不労所得を得ている人はこの日本でも山ほどいます。
肝心なことは不労所得を得るための方法選びです。ここを間違ってしまうと莫大な先行投資を水の泡にしてしまったり、時間だけを無駄にしてしまうことになりかねません。確実に不労所得を得ている人が一定数いる反面、うまい儲け話に騙されてしまったり、全くお金にならない不毛な時間をただただ消費してしまう人も一定数いるのも事実です。
私は自分の経験上、不労所得を得るにはアフィリエイトをおすすめしています。理由は「1.先行投資が不要である」「2.資産を築くことができる」「3.将来性のあるビジネスである」という三本の柱によって支えられます。
本稿においては、アフィリエイト以外の副業によって不労所得を得るリスクを解説した後に、アフィリエイトの優位性を述べていくものです。
不動産投資のリスク ―素人に太刀打ちできる世界ではない
不動産投資とは要するに「マンション・アパートから家賃収入を得る」ことです。不労所得としてはメジャーな部類に入るものですが、結論から言えば不動産投資は副業としては全くおすすめできません。負け試合であり貧乏くじです。実際に稼げているのはほんの一握りの人であり、大部分は損失を被っているであろうと容易に推測できます。
1. 初期投資額が大きい(数百万〜)
2. 日本の不動産価格は下落の一途
3. 修繕費・固定資産税など余計な出費がかさむ
4. 経年劣化が避けられず、20年で価値はゼロになる
不動産投資で成功している人はきちんとした戦略を持って取り組んでいます。素人が太刀打ちできる世界ではありません。まして、始めるためには数百万円もの初期費用がかかりますからリスクは甚大であり、且つ、素人はカモにされやすいのです。
せどりのリスク ―単価が低く、意外と忙しい
せどりとは古本屋などで本、DVD(Blu-ray)、ゲームソフトなどを安く仕入れ、ネットで高く売るという商売のことです。平日の昼間にブックオフに行くと本棚の隅から隅まで全ての本をバーコードリーダーでスキャンしている人を見かけますが、あれがいわゆる「せどらー」であり、せどりで生計を立てている人です。
せどりは初期投資額も少なくそれなりに堅実に稼げる方法ではありますが、デメリットとしては下記が挙げられます。
1. 単価が低い(たくさん売らなければ大きな利益にならない)
2. 在庫を抱えるリスク
3. 仕入れ・発送作業の繰り返しで意外と忙しい
一人で気楽にできる副業としてはせどりは大変に優れているでしょう。稼げる商品知識を蓄える過程も楽しいものです。私もかつてDVDを中心にせどりをやっており、お小遣い程度の収入を得ていたこともあります。
しかし、仕入れを失敗すれば赤字になってしまうこと、仕入れ・発送作業に忙殺されることが大きなデメリットです。不労所得というよりはやればやるほど仕事の色が強くなってくるように思います。
株・FXのリスク ―単なるギャンブル
株・FXについても綺羅びやかな不労所得として喧伝されるものですが、これらは要するに比較的割の良いギャンブルです。競馬やパチンコよりは期待値の高いギャンブル、それ以上でもそれ以下でもありません。
なぜなら、未来のことは誰にも予測ができないからです。プロの投資家は素人の投資家よりも常に運用成績が悪いというデータは多く示されていますし、ノーベル経済学賞受賞者を集めて運営されたファンドLTCMはたった5年で倒産しました。どんなに頭のいい投資のプロや経済の専門家でも先のことはわからない。
株やFXで確実に儲ける方法はありません。全ては結果論です。つまりそれは副業・不労所得というよりはギャンブルと名付けるべきものでしょう。
物販のリスク ―在庫を抱えなくてはならない
何か物を売るというのは商売の基本にして本質です。しかし、物を売る際に懸念されるのは在庫を抱えなければならないことと、仕入れ原価がかさむことです。これは大きなリスクとなります。
物販を副業としてやるならば「原価の安いものに付加価値を付けて高く売る」のがセオリーとなります。100円ショップで買ってきたものに少し手を加えて1,000円で売る、など。ヤフオク、メルカリ、クリーマなどのプラットフォーム上で、インターネットを介して不特定多数を相手に物販をすることにより、品質が高い、個性的である商品は意外なほどに多く売れます。趣味の延長線上として楽しみながら取り組んでみるのが良いと思います。
ちなみに、食品関係はリスクが大きすぎるのでよっぽどの信念や経営戦略がない限りやめておいたほうが無難であると思います。やりがいはあるかもしれませんが、「楽に稼げる」とは程遠いビジネスです。
アフィリエイトのメリット5つ
以上見てきた各副業のリスク・デメリットと比較して、副業・不労所得としてのアフィリエイトのメリットを見ていきましょう。
1. アフィリエイトは先行投資が不要である
アフィリエイトを始めるために先行投資は必要ありません。無料ブログサービスで始めれば初期費用はゼロ円で今からでも始めることができますし、ノウハウはネット上に無料で山ほど転がっています。収益源となるASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)にも登録無料ですし、企業との提携ももちろん無料。
アフィリエイトは完全に無料で始めることができる。それがわかっていれば「この5万円の教材があれば月に100万円稼げまっせ」というような情報商材は怪しそうだと判断できるというわけです。
2. アフィリエイトはランニングコストが低い
アフィリエイトは先行投資費用が不要であるばかりでなく、ランニングコストも極めて低いビジネスです。
将来的にサイトが成長してきたらサーバーを借りたり、ドメインを取得したり、ブログの有料テーマを購入したり、月額制のウェブサービスを利用したりするかもしれませんが、必要経費としては微々たる数字です。事実、私はアフィリエイトサイトを幾つか運営していますが、必要経費は1サイトに付き1ヶ月1,000円かかっていません。収益の差こそあれ、全てのサイトにおいて黒字です。
食べ物屋などのリアル店舗を構えるとなると、立地の良いところであれば地代家賃だけでも10万円以上かかってしまうことを考えれば、アフィリエイトのランニングコストの低さは驚異的であると言えるでしょう。
3. アフィリエイトは資産を築くことができる ―不動産投資と時給制アルバイトとの比較
不動産投資との比較
アフィリエイトの奇跡的なところは、ウェブ上にサイトを構築して収入を得られるシステムを作ってしまえばしばらくは勝手に収益をもたらし続けるというところです。寝ていてもお金が空から降ってくるというのは決して大袈裟な表現ではありません。
例えば、不動産投資は自らの金融資産を市場に投じ、購入した不動産から投資額以上のリターンを期待するビジネスモデルです。それに対してアフィリエイトは自らの人的資本(労働力と時間)を市場に投じて、金融資産を増やしてくれる可能性のある資産をウェブ上に築き、リターンを得るというビジネスモデルです。
共通するのは「資産を築く」という点ですが、アフィリエイトのほうが初期投資・ランニングコストが圧倒的に低いことは述べました。アフィリエイトはお金がなくても始めることが可能である点が最大の強みです。
時給制アルバイトとの比較
時給1,000円のアルバイトとアフィリエイトを比較してみましょう。
時給制アルバイトは自分の人的資本の1時間分と引き換えに1,000円を貰う行為です。生産性の多寡に関わらず確実に1,000円を貰えることはある意味で奇跡的と言えるかもしれませんが、1,000円を貰った時点で終わりです。更に1,000円が欲しいならもう1時間働かなくてはなりません。こうして人は来月の生活のために今月を一生懸命に働くことになります。
アフィリエイトとは、自動的に収益をもたらしてくれる資産を形成することに他なりません。アフィリエイトに本気で取り組むことは「来月の生活のために今月を一生懸命に働く」という自転車操業的な人生からの脱却を意味します。
とは言え、正直な話、アフィリエイトで稼ぐことは簡単なことではありません。向き不向きもあります。誰でも参入できるけれど、実際にある程度の収益を得られるようになるのはほんの一握り。けれど、自分の力できちんと情報を収集し、正しい努力を実直にやり続ければ必ず成果が出るビジネスであるということは実感しています。
4. アフィリエイトは将来性のあるビジネスである
アフィリエイトの市場規模は年々拡大しています(2017円現在)。インターネット黎明期からアフィリエイトというビジネスは存在し、現在に至るまで紆余曲折がありました。
ある時はブラックな手法で荒稼ぎをしていたアフィリエイターが検索エンジンから一斉に驅逐され、ある時はキュレーションサイトと称するパクリサイトが社会問題になりました。毎年のように「アフィリエイトはこの先稼げなくなる」と言われ続けてきましたが、結局、現在のところアフィリエイトの市場規模は拡大しているというのが実情であり、まだまだ伸びしろがあります。
アフィリエイトの市場規模が拡大し続けている理由の一つとして、個人の参入障壁が低いということも挙げられるでしょう。
5. アフィリエイトは在庫を抱える必要が全くない
これもアフィリエイトの奇跡的な点ですが、全く在庫を抱えなくて良いということがあります。仕入れをしなくていいし、不良在庫に頭を抱える必要もどこにもありません。
あなたが作成した全てのウェブサイトは資産です。サイトのメンテナンス程度の作業は必要になりますが、食品のように仕入れたものが賞味期限切れになるようなことはありません。サイトの情報が古くなってきた場合には新しい情報に更新するだけで済みます。廃棄をする必要はありませんし、ロス率の心配をすることもありません。
在庫を抱えなくて良い商売ほど素晴らしいものはありません。保険屋などがその代表例ですが、アフィリエイトは凡庸な個人でも在庫を抱えずに始められる、極めてリスクが低く・リターンの期待値が高い極めて秀逸なビジネスモデルなのです。
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