貯金のコツはたった一行に集約されます。
「入ってくるお金よりも出ていくお金を少なくすること」
貯金をする方法はこれ以外にはありません。世の中の「貯金のコツ」は要するに「入ってくるお金よりも出ていくお金を少なくすること」を様々な角度からメソッド化しているに過ぎません。私の考える最強の貯金の方法は「家計簿をつける」ですが、それも要するに「支出をコントロールして収入との差額を広げ、月末に余るお金を増やす」という戦略に他なりません。
節約法はシンプルであるべき
現在私は月10万円以内で一人暮らしをしており、残ったお金は全て貯金に回しております。将来が不安で仕方ないからです。思えば学生の頃から節約をするのが好きな反面、ズボラであることも自認していました。
現在私が確立した貯金の方法は極めてシンプルで、それは「支払いは全てクレジットカード一括払い。使った分は全て家計簿に落とし込んで、月10万円を上回らないようにする」というものです。いろいろな「節約術」や「貯金のコツ」を試してみましたが、この何の工夫もないシンプルな方法が一番であるという結論に達しました。なぜならズボラだからです。やりかたが複雑になると嫌になってしまうのです。
で、様々な世に溢れる「貯金のコツ」を試してみて、正直「これは全く効果がないぞ」と思ったものがあるのも事実です。その中のひとつに「袋分け貯金」があります。
「袋分け貯金」とは?
貯金のコツとしてはかなり有名なものなので、貯金をしようとする人は一度は聞いたことがあるかもしれません。「予算の袋分け」とは月ごとに「食費」「日用品費」「携帯電話料金」「水道光熱費」「家賃」…のように用途別に予算を割り振っておき、その予算内で家計をやりくりするという方法です。
例えば、国にも「国家予算」というものがあってそれに基づいて運営されているのであり、それを家計に取り入れることは一見、理に適っていて秀逸な節約術・貯金法であるように思いますが、私には問題点が多いように思います。
問題1. イレギュラーな出費にどう対応するのか
風邪を引いて病院に罹ったけれど我が家には「医療費」の袋分け予算はなかった。この場合、どうするのか、という問題です。
おそらく「食費」とか「日用品費」とかから捻出するのだろうけれど、人間一度そのような例外を認めてしまうとルールが曖昧になって無法地帯になってしまう傾向にあります。要するに「あ、スイーツが食べたいけど「食費」はこれ以上使えない。「携帯電話料金」から出しちゃえ」という具合です。
逆に月末に「日用品費」が余ったらどうするでしょうか。それをそのまま貯金できればいいのですが「余ったご褒美として欲しかったものを買っちゃえ」となることは目に見えています。年度末に余った国家予算を消化すべくあちこちで道路工事を頻発させるのと同じ原理です。
問題2. 例えば、月末にトイレットペーパーがなくなったらどうするのか
今月は立て続けに日常の消耗品がなくなって「日用品費」が早くも底をついてしまった。にも関わらず、月末にトイレットペーパーがなくなりつつあることに気づいた。予算は底をついて買うお金がない。どうしよう、という問題です。
もちろん、柔軟に考えて「食費」の袋から捻出すればいいだけの話なのですが、上述のように例外が頻繁に認められてしまうことは自分自身への甘さを誘発する原因となり得るのです。貯金は例外ができる限り発生しないやり方を志向すべきであると私は考えています。
問題3. 毎月わざわざ袋分けをする作業は面倒である
「袋分け予算」のメリットとして「家計簿を付ける必要がない」ことがよく挙げられています。家計簿を付けないということは、その「袋分け予算」は現金で物理的にわけるということになります。ただ単に予算を分けるだけなら、家計簿を付ければすむ話だからです。
だけど、毎月初め、あるいは給料日に封筒を用意して給料を引き出した上で予算ごとに袋分けしていくという作業はものすごく面倒な作業であると思うのです。まずその袋分け作業自体が面倒であることに加え、分けようと思ったら一万円札しかなかったとか、携帯料金を払おうと思ったらその封筒を家に忘れてきたとか、継続するためには様々な障壁が考えられます。
まとめ:家計の「袋分け管理」はうまくいかない
このように「袋分け貯金」は長く続かないであろうことが明白です。貯金法としては良くない部類に属すると私は考えます。
人生は無限に続いていくのだから、この人生の上に長く健やかに生きていくためのリスク管理である「貯金のやり方」も長く継続しやすい方法を採用するべきであると私は考えます。継続しやすい方法とは、シンプルでわかりやすく面倒でない上に効果が高い方法のことです。
前述の通り、私の考える最良の貯金法はシンプルで「支払いは全てクレジットカード一括払い。使った分は全て家計簿に落とし込んで、支出が収入を上回らないようにする」というものです。家計簿で支出を可視化して把握すると共に、クレジットカード払いをすることによってギフト券などと交換できるポイントが貯めることができます。
私は公共料金を含めた全ての支払いをクレジットカード払いにしており、年間約10,000円分以上のAmazonギフト券をカード会社からもらうことができています。現金払いと比べて全く損をすることなく、むしろギフト券を貰うことができるという得をしているのです。奇跡。
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