15年間のひとり暮らしライフの中で、生活はより洗練され、必要なものと不必要なものの分別をつけられるようになっていると実感しています。
私の暮らしは今、節約志向でシンプルなものとなっています。とは言え、贅沢を我慢するというのではありません。身の丈に合った生活を自ら選択しているというわけです。週3日出勤、月10万円生活は思ったほど窮屈なものではありません。新作のゲームソフトを時々買えるくらいには余裕があります。
今の住まいは1K8畳です。家賃は水道・共益費込みで約27,000円。たまに狭いと思うときもなくはないですが、一人暮らしでは妥当な広さでしょう。殆どの人が一人暮らしはワンルームや1Kから始めることになると思います。
以下では私の経験から一人暮らしで買ったけれど不要だったもの・不要になったもの、予め揃えていないものを挙げていきたいと思います。新生活の参考になれば幸いです。
1. 掃除機
たった一部屋を掃除するのに掃除機は必要ありません。クイックルワイパーさえあればなんとか事足ります。私のミニマリストの友人は掃除機という家電をなぜか心底嫌悪し2DKの部屋を雑巾で水拭きすることを趣味としています。そう、掃除機なんてなくても掃除は可能なのです。
全ての掃除機が不要というわけではありませんが、特に、本体から長いホースが伸びている掃除機。
こういうタイプのものは複数の部屋があるマンションや一戸建てでは非常に便利に使えますが、ワンルームや1Kの部屋では役不足です。片付ける場所も別途必要になります。便利というよりは煩わしさが増える代物であると私は考えます。
掃除機を導入するとしたらコンパクトなものが良いでしょう。さっと使えてさっと仕舞えるようなものがベストです。掃除なんて面倒だという人はロボット掃除機という手もあります。
2. 衣装ケース
私のようなズボラな人間は衣装ケースは買うべきではありません。衣装ケースには3つのデメリットがあると考えます。
1. 衣類を畳んで仕舞うのが面倒
2. 衣装ケースの奥のものが取り出しづらい
3. そもそも衣装ケース自体が邪魔
服をきちんと畳んで整理整頓して仕舞うことを習慣にできるマメな人はいいのですが、面倒くさがりな人は「衣装ケースに衣類を仕舞う」という行為を非常に億劫に感じてしまうのです。ええ、私もです。
私は現在、押し入れの中にすのこで棚を作って衣類はそこに収納してあります。衣装ケースのようにいちいち開け閉めしなくても良いのがメリットであり、棚なので奥行きも取りません。
畳むのすら面倒であるという人はハンガーにずっとかけておくという収納法が良いでしょう。干したままで仕舞えるので手間が劇的に減ります。私も実は干したままにしておく収納をやりたいのですが、部屋に十分なスペースがないので、面倒ながらもいちいち畳んでいます。
3. テレビ ―ディスプレイで代用可
いつからかテレビを全然見なくなってしまいました。バラエティ番組を見なくなり、数年前までは朝のニュースくらいは見ていたのですが、今ではそれさえも見ないです。
というわけでテレビを見ない人はテレビを買う必要はありません。ゲームをするとか、DVDを見るとか、Amazonプライムビデオなどのオンデマンドビデオサービスを見るという場合には、テレビではなくディスプレイで事足ります。テレビを買うよりも安く済みます。
私はPS4とnasneを所有しているので、PS4経由で地上波テレビを見ることができ、Amazonプライムビデオや他のオンデマンドビデオサービスもPS4のアプリケーションから見ることができます。PS4は意外と万能です。
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4. カーテン
これは私の場合という話でしかないのですが、アジアン雑貨屋でかつて買った布がたくさんあったのでそれをカーテンとして代用しているのでした。代用できるものがあるのであれば、必ずしもカーテンを買う必要はないということです。
但し、最近ではプライバシーとセキュリティーの問題からか遮光カーテンにしている人が非常に多いように感じます。遮光性の布はカーテン以外に寡聞ですので、それを希望するならカーテンを買ってきましょう。予め寸法を図って、適切なサイズのものを選びましょう。
5. 棚・カラーボックス
かつて私がたくさんのものを所有していた頃、何にうんざりしたかというと、そのたくさんのものを仕舞うための棚の量が多いこと。引っ越しの度に棚やカラーボックスを運ぶのにうんざりして、物を減らしにかかったのでした。
棚やカラーボックスを設置すると一見便利そうなのですが、その分、部屋が狭くなるというデメリットがあります。もちろん、全く棚がないという部屋のほうが珍しいでしょう。ちなみに私の部屋には、食器を仕舞うためとディスプレイやPS4を設置するための2つだけカラーボックスがあります。それ以外に収納しきれないものについては、壁にかけたり、収納ボックスに入れて部屋の隅に置いたりしています。
カラーボックスは悪ではありません。だけど、用途も場所も定まらないままになんとなく棚やカラーボックスを買ってきてしまうと、部屋を狭くしてしまって過ごしづらい空間になってしまう可能性があります。仕舞うものと設置する場所を決めてから買うのが良いと思います。
6. こたつ
一人暮らしを始めてから、私は一度もこたつを設置したことがありません。なぜなら、掃除が面倒くさそうだからです。ただでさえ面倒くさがりでズボラな性格なので、こたつなどという複雑怪奇なものを導入してしまったら大変なことになると本能的に警戒したのでしょう。
こたつについては激しい賛否両論があります。冬はこたつがないと絶対に嫌だ、寒い、日本人の心だぞという人もいれば、こたつがあると人間が駄目になるから不要であるという人もいる。私のように掃除が面倒だし夏にこたつ布団が邪魔になると考えて導入を見送る人もいる。
それぞれのライフスタイルがあるでしょう。こたつも悪ではありません。
7. ソファー
かつて私の部屋にはもらい物のソファーがあってそれはそれは非常に快適だったのですが、自家用車での引っ越しにあたって運搬が不可能だったので泣く泣く手放したのでした。それ以来、ソファーを置くスペースを確保できる部屋に住めずにいるので導入は見送られています。
また、ソファーを置くスペースが確保されていたとしても、実際にソファーを設置してみると単なる物置と化してしまう場合も往々にしてあります。殆どの家庭においてソファーはソファーとして機能していないような気がしています。私の実家でもそうでした。
従って、ソファーは戦略的に購入し設置することが要請されます。慎重すぎるくらい慎重を期するくらいで丁度いいのではないかと思います。
まとめ:家具・家電は少しずつ増やしていくのがセオリー
引っ越し直後だとついついあれもこれもと一気に家具や家電を買ってしまいがちなのですが、部屋に収まりきらなかったり、生活してみたら全然使わなかったりしてしまうことが往々にしてあります。モノがたくさんあることによって引っ越し後に部屋の片付けの妨げにもなってしまうでしょう。
家具や家電はまずは必要最低限だけを揃えておき、引っ越し後の部屋をきちんと片付け、その後、実際に生活してみて必要だと思ったものを買い足していくというスタイルにすると失敗が少ないです。暮らしを始めてみないと実感できないことがたくさんあるからです。
ちなみに、これから引っ越しを考えている人には引っ越し価格一括見積もりサービスを利用してみることをおすすめします。限られた時間の中で星の数ほどある引越し業者の中からどこが最安値であるのかを一瞬にして提示してくれるのが一括見積もりサービスです。
引っ越しにはただでさえ多額の出費が伴いますので、せめて荷物の運搬くらいは安く済ませるのが合理的です。高いお金を払っても、私たちの手には何も残らないからです。
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