【引っ越し・部屋作り】月収10万円でひとり暮らしするために最低限必要な家具・家電リスト

 ひとり暮らし歴15年。県外への進学の際に始まり、社会人になったときも、失業したときもそのままひとり暮らしでした。

 社会人になりたての頃は忙殺されてしまって自分の家の管理なんてままならなかったけれど、無職を経て、拘束時間と収入を敢えて減らした暮らしを志向した結果、生活も落ち着いています。暮らしに余裕がある分、自分にとって何が必要で何が不要なのかきちんと見極めることができるようになっています。

 社会人時代には常に雑然とし、カップラーメンの食べ終わったゴミが割り箸とともに部屋のど真ん中に放置されていることが常だった生活は、現在、自炊と整理整頓に取って代わられております。

 人それぞれの好みとライフスタイルがあるので一般化はできないのですが、月10万円でひとり暮らしをしていくために最低限必要であると私が考えるものを書き出してみようと思います。これから引っ越しをし、少ない予算で新生活をしていく人の参考になれば幸いです。

 ちなみに、月10万円生活の予算の中に下記の買い揃えるものは含まれておりません。初期投資資金は別途ご用意下さいませ。

 

洗濯機 ―全ての家事はここから始まる

 家で料理を作らない人でも、部屋の掃除がズボラな人でも、週に一度くらいは洗濯をするものです。そう、洗濯は殆どの人が行う立派な家事なのです。

 どんなアパートにも洗濯機を設置する場所は確保されているものですから、洗濯機を設置しない手はありません。是非とも導入しましょう。洗濯機の素晴らしい点は勝手に洗ってくれるところです。私たちがすべきことは洗濯物と水と洗剤を投入するだけ。果報は寝て待て。洗濯物を干すのは自分でやることとなります。

 洗濯物を設置しない場合、近所のコインランドリーを利用することとなるでしょう。洗濯機は高価な買い物ですが、一年間も使えばコインランドリーを利用する分の元は取れます。洗濯機は必要不可欠な家電であると私は考えます。

 

冷蔵庫 ―保存のための必須アイテム

 食費を抑えるためには自炊とその保存は必須です。ついつい多く作りすぎてしまったとか、夕ご飯を用意していたのに食事に誘われたという場合、冷蔵庫に保存しておけば明日の食事としてそのまま回すことができます。ご飯を冷凍しておくためにも必須のアイテムとなります。

 サイズについてはひとり暮らしの場合、そこまで大きいサイズのものは必要ないと考えます。なぜなら、私たちには「空いているスペースに物を入れたくなる」という習性があるようだからです。容量の大きい冷蔵庫を設えてしまうことによって「冷蔵庫に入れておけばいいや」という動機で特売品などをあれこれと買いまくってしまった挙句、消費しきれずに賞味期限切れで腐らせてしまう可能性が大いにあります。

 また、冷蔵庫に物を詰め込み過ぎることで電気代がかかってしまうというデメリットもあるでしょう。

 私はなぜか冷蔵庫に何も物が入っていないすっきりした状態の時に最高に気分が良いのですが、人それぞれスタイルはあります。食材を一週間分をまとめて買ってきて冷蔵庫に保存しておくという人は容量の大きい物を選ぶことになるでしょうし、予め大きい冷蔵庫を買っておくことで将来大きい容量が必要になった時に買い換えずに済むというメリットもあります。私は毎日少しずつ買い物する派なので小さい冷蔵庫で間に合っております。

 
 ちなみに冷凍室の付いていない小型の冷蔵庫というものもあって、私はかつてこれを愛用していたのですが、自炊するようになってからは利便性が低いことに気づいてやめました。殆ど家におらず、食事は外食やコンビニ弁当で済ませてしまう忙しい社会人にはこの小型冷蔵庫はおすすめできます。

 

炊飯器 ―人類最高の発明品

 人類が発明した家電の中で「炊飯器」ほど素晴らしい物はないと声を大にして言いたい。なぜなら、米と水を入れておけばあとは勝手に炊飯してくれるからです。極めて楽。まして、予約機能を使えば任意の時間に炊きたてのご飯を食べることができる。

 たくさん炊いておいて余ったご飯は冷凍庫で保存しておくという戦略も有効です。私はかつて、ご飯を冷凍庫で保存しておくという行為になぜか懐疑的だったので、わざわざ一合ずつ炊いていたのですが、いざやってみると非常に便利だったのでした。味も損なわれない。今では四合を炊いて冷凍保存しておいております。

 家で炊いたご飯茶碗一杯の原価はおよそ40円だそうです。スーパーマーケットではうどんが一玉20円くらいで売られていることもあるし、業務スーパーでパスタを買ってきたほうが安上がりであるとか言われます。そう、米は意外とコスパの悪い主食なのです。

 しかしそれでも、レトルトのご飯よりは圧倒的に安いし、冷凍保存が出来る点は心強い。私は米よりも麺類のほうが好きなのですが、それでもたまにはあったかい白米がたべたくなることがあります。

 ちなみに、私は米を生産している農業法人で働いていたことがあるのですが、米のプロ曰く「ご飯の美味しさは炊飯器で決まる。それ以外の要素はなきに等しい」と断言していました。米の品種であるとか、精米の度合いであるとかよりも、美味しいご飯の要件は炊飯器にかかっているそうです。従って、ご飯好きであるなら奮発してでも高めの炊飯器を買ってしまってもいいでしょう。どうせ長く使うのです。

 私の友人にご飯を土鍋で炊いている者がいます。断捨離・ミニマリズムのブームによって鍋でご飯を炊くのが流行っているようですが、はっきり言ってあれは自己満足に過ぎません。「鍋で炊いたご飯のほうが美味しい」と言っている人もいますが、それは手間暇をかけて炊いたから美味しい「気がしている」というだけの話で、米を炊く専用の高価な家電である炊飯器よりも美味しい米をコンスタントに炊き続けることができるとは思いません。

 鍋で炊くか炊飯器を導入するかはお任せしますが、私は圧倒的に炊飯器を推します。

 

電子レンジ ―奇跡・魔法の発明

 奇跡的な文明の利器で、導入しない理由はありません。

 主に冷蔵・冷凍庫内で冷えた食品を温めることに用いることになりますが、調理器具としても有能です。パスタを茹でることもできるし、魚に火を通すこともできる。可能性は無限大です。必ず暮らしの役に立つはずです。

 私はただの最安値の電子レンジを買いましたが、オーブン機能付きのものなどがあれば料理の幅が広がるでしょう。

 

電気ケトル ―ガスよりも安く湯を沸かすために

 湯を沸かすための機械です。ガスコンロで沸かすよりもエネルギー効率が高く、つまりは光熱費が安く済むと考えて導入しました。料理をするために多めのお湯が必要な場合はガスコンロで水から温めるよりも、電気ケトルで沸騰させて湯を作り、それを鍋に移してガスコンロにかけたほうが安く済みます。特にプロパンガスの場合はなるべくエネルギーを電気で代替することによって節約になります。

 保温機能付きの電気ケトルは電気代の無駄になると考えて私は使っていません。ですが、最近は仕事を減らしたおかげで家にいることが多く頻繁にコーヒーを飲むので、もしかしたらいちいち湯を沸かすよりも保温機能を導入したり魔法瓶を使ったりした方がエネルギー的に効率が良いのかもしれないと思い始めています。家にいる時間が少ないなら保温機能は不要でしょう。

 

ガスコンロ ―料理の幅が広がる

 電子レンジで簡単に調理をすることが出来るとは言え、ついついガスコンロに鍋やフライパンで調理をしてしまうのでした。私の中で「料理はガスコンロ」という固定観念があるようなのです。

 また、電子レンジでは鮭に焦げ目を付けることはできませんし、カレーを作ることも難しい。最近は麻婆豆腐を作ることが好きなのですが、それも電子レンジだけでは不可能でしょう。

 ガスコンロがあることによって料理の幅が広がり、自炊に飽きてしまう可能性が抑えられるのではないかと私は考えています。ガスコンロはなくても困りませんが、一応設置しておくのが良いと私は考えます。ちなみにプロパンガスにはプロパンガス用のガスコンロを、都市ガスにはそれ用のガスコンロを使用することになっています。

 私は一つ口のガスコンロを使っています。二つ口になるといきなり値段が高くなってしまうので躊躇してしまったのでした。高度な料理や大量の料理を作ったりする機会はないので、毎日自炊をしているとは言え一つ口で充分間に合っております。

 

ベッドか布団(寝袋という手も) ―安眠せよ、疲れを癒せ

 寝る場所です。引っ越し当日には絶対に必要であり、再優先で揃えたいものです。電子レンジや冷蔵庫がなくても生活はなんとかなりますが、寝床がないとゆっくりと安眠できずストレスが溜まります。

 私は生まれてからの過去30年間はベッド派だったのですが、ここ最近は布団を敷いて寝ています。ただ単に引っ越しの際にベッドを運ぶことができずに泣く泣く処分したという経緯なのですが、布団も決して悪くありません。むしろ、固定されたスペースを占用されないために部屋が広く使えるというメリットさえ感じています。布団の場合は仕舞ったり畳んだりしてしまえば良いのです。

 断捨離・ミニマリストの間では布団やベッドを断舎離して寝袋で寝ているという人もよく聞きます。私はやったことがないのでわからないのですが、選択肢の一つであるかもしれません。とにかく楽そうなところは良いのですが、私は今のところ布団にくるまって安眠したいという気持ちが強いです。

 

シャワーヘッド ―意外な盲点

 風呂場に予め付いているシャワーは水圧が低くてお世辞にも心地よいとは言えませんし、ぼたぼたと無駄な水が使用されることによって水道代が高く付きます。

 予め付いているのでそのままにして使ってしまいがちなのですが、シャワーヘッドは交換可能なのです。ホームセンターなどに普通に売っています。そのことに気づいてから私は引っ越しをする度にシャワーヘッドを真っ先に交換し、快適なバスタイムを送っております。

 意外と盲点なことであると思います。シャワーヘッドは買えば1,500円くらいかかりますが、出費以上に快適になりますから是非とも交換することをおすすめします。

 

テーブル、ラグ(絨毯)か椅子、ソファー ―快適な時間の確保

 家の中で落ち着いて過ごす場所の確保です。私は大部分の時間をチェアに座って過ごしています。イケアのポエングです。

 恐らく私のようなチェア派は少数派であると思われます。大部分の人は床に直接腰をおろして過ごしているのではないかと思います(チェア派の人を私は見たことがありません)。

 チェアで過ごすのであれば椅子とテーブルが必要になります。床に座るのであれば、クッション、ローテーブル、ラグ(絨毯)などが必要になります。多くの時間を過ごす場所になると思いますので、快適でリラックスできる環境を整えることが肝要です。場合によっては、ソファーやベッドソファーという手もあります。私も本当ならソファーを導入したいのですが、部屋の広さの関係から諦めています。

 

まとめ

 以上が、私の考える節約生活を送るための部屋づくりで必要最低限に必要であると思うものです。もちろん、人それぞれ不要であるものもあるでしょうし、もっと必要なものもあるでしょう。

 ちなみに私は息抜きにゲームをするのが趣味なのでPS4を買いました。やや高い買い物ではありましたが、これで何年間も暇潰しができると考えれば安い買い物です。ソフトも新作を買って飽きたら売ってしまえばそれほどの支出にはなりません。一つのソフトでずっと遊べればそれに越したことはありません。

 このように、一見高い買い物のようでも長い目で見れば安く付くものや、人によっては必要不可欠なものがあるでしょう。節約とは「買わない」ことではなく「考えて買う」こと、そして「工夫する」ことであると私は考えています。

 月に10万円でも工夫すればひとり暮らしをすることは可能です。現に私はそれを実現できています。素晴らしい新生活になることを願っています。

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