会社を休む頻度は年間で何日が適正か?

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 社会人が会社を休むにあたって最も悩ましい問題のうちの一つに「会社を休む頻度はどれくらいが適正なのか?」というものが挙げられます。つまりは、上司や同僚に顰蹙を買わない程度に欠勤する頻度の最適解を知りたいということです。

 休む頻度というのは法律で定められているものではないことはもちろん、就業規則に記載されている事象でもありません。言わば「空気を読んで休む」という部類に入る複雑系ですが、「空気を正確に読む」ことほど難しいものはありません。様々な人の思惑が入り乱れてその「空気」は形成されるので、なかなかこれといって正解がないのが実情です。

 ですが、ある程度の指針を示すことはできます。本稿においては「会社を休む頻度は年間何日くらいが適正か?」に対する最適解を提示するものです。

 

「年間でどのぐらい、体調不良で会社を休むことがありますか?」アンケート

 「空気」という捉え所のないものに対する最も無難なアプローチは「平均値に従って行動すること」です。例えば、皆が黙っているときにはそれに従って黙っていれば何も問題になりません。その「平均」から逸脱(静粛な場面で騒ぐなど)した時、人は非難轟々の憂き目に遭ってしまうのです。

 リーブ21が運営するウェブマガジン「メンズホロス」が実施したアンケートによれば「年間でどのぐらい、体調不良で会社を休むことがありますか?」という質問に対する回答が示されています。

働く男が会社を休む「体調不良」の内訳とは? リアルアンケート|Men’s HOLOS

 
 1位「1日以上4日未満」42.4%
 2位「休むことはない」39.2%
 3位「4日以上7日未満」12.7%

 
 これは「会社を休む頻度の平均値」が数値化されて示されている画期的なアンケート結果です。ここからわかることはざっくりと下記三点に集約されます。

 
 1. 年間で「1日以上4日未満」休むのが無難である
 2. 一年間全く仕事を休まない人も結構いる
 3. 年間で「4日以上7日未満」休むのは少数派だが、常識の逸脱というほどではない

 
 この結果を踏まえ、年間の欠勤数戦略を具体的に立案していきましょう。

 

ケース1. 数年間に渡って欠勤ゼロ

 鉄人とも言うべきレベルです。何か言うことがあるとすれば「休み給え」の他にないでしょう。もちろん、仕事が好きで出勤し続けているのであれば構わないのですが、無理をしてしまっているのであれば考えものです。

 上記のアンケート結果によれば、1年に一度くらいの欠勤は全く問題にならないことが示されているので、体調が悪い時にはもちろん、体調が悪くなくともリフレッシュのために一度くらいは仕事を休んでしまうことが推奨されます。連休を取得してもいいでしょう。皆があくせくと働いている時に休む爽快感を是非とも味わって欲しい。

 
 ちなみに、私がかつて働いていた職場において、仕事内容については全く評価されていないものの「彼は絶対に休まない」という面において高く評価されている人がいました。急に「明日出勤してくれ」と言われても文句一つ言わない。2週間程度休みがなくても働き蟻のように寡黙に出勤し続ける。

 要するに当該社員は会社に都合のいいように使われているのでした。仕事内容に関する評価は最低でも、「休まない」という点が最大の美徳となっており、社内(零細企業)の第一線で活躍しています。

 「数年間に渡って欠勤ゼロ」戦略はこのように功を奏することもあることを付記しておきます。但し、私見では「いかに働かないか」に力点をおいて仕事をするのが理想であると考えており、それが生産性の向上にも繋がると思うので、本稿においては「やっぱり休むべき」という結論に達するものです。

 

ケース2. 1年間に一度休む

 「1年間に一度休む」というのは極めて無難な戦略です。「あいつは1年に1日は絶対に休みやがる。ふざけやがって」なんて誰も文句は言わないでしょう。だって仮に年間出勤日数が250日だとしてもそのうちの1日だけ休むことは1/250の確率です。つまりは0.4%であり、ガチャであれば相当のレアキャラです。

 むしろ、私たちは人間だもの、急な欠勤がない方が不自然というもの。生きている以上、風邪をひいたり、食あたりを起こしたり、メンタルが不調だったり、「あー今日はなんか仕事行きたくないな」と思ったりするほうが自然であり、人間味があります。出勤日に当たり前のように出勤し続けることは、よく考えてみれば狂気とも言うべき事態なのかもしれません。

 従って、「1年間に一度休む」行為は全く自然なものであり、むしろ推奨されるくらいなものです。

 

ケース3. 1年間に3〜5日休む

 「1年間に3〜5日休む」というのは極めて忠実に平均に倣った行為であり、つまりは無難であり、私たちはここを目指すべきです。1年に1日の欠勤じゃ物足りない。だったらもっと休んじゃえ。

 「1年間に3〜5日休む」ということはおおよそワンシーズンに1日休むことになる計算ですが、そのように分散させて欠勤を取得するか、連休として集中的に取得するかはなかなか考えどころです。

 基本的には好みによって任意に欠勤すればいいわけですが、「1年間にバラバラに4日休む(4回休む)」のと「1年間に2連休を2回取得する」のとでは、同じ「1年に4日間休む」ですが周囲に与える心象としては後者の「1年間に2連休を2回取得する」のほうが良いような気がします。なぜなら日数が同じでも頻度が低いからです。

 人はおおよそ物事を直感で判断しているのであり「1年間にバラバラに4日休む(4回休む)」は「なんかあいつ休みが多いな」という印象を与えかねないというわけです。それに対して「1年間に2連休を2回取得する」は頻度としては「1年に2回休んだ(2回しか休んでいない)」という無難な印象を与えることができる上、こちらとしても連休を大いに満喫できます。

 業務内容や社風によっても「単日か、連休か」問題は左右されるとは思いますので一概には言えないのですが、「どうせなら連休しちゃおうぜ」というのが本稿の推すところです。

 

ケース4. 1年間に7日くらい休む

 「1年間に7日くらい休む」は平均値よりも多いかなというところですが、勇ましき者にとってはチャレンジし甲斐のあるレベルです。

 一般的な「週5勤8時間労働(週休2日制)」は人間にとって働きすぎであるという考え方があります(参考:週休2日制は非効率だという証拠|GIGAZINE)。ですが実際に私たちを取り巻く環境は「週休2日制」どころか、土曜日が出勤で週休1日になったり、常軌を逸した残業が押し寄せたりと、ままならないのが実情です。

 そこに一石を投じ、「週休3日」の実現に一歩踏み出すのが「1年間に7日くらい休む」挑戦です。「週休3日制」という大いなる壁に挑むにあたって、「たったの1年に7日休みが増えたくらいじゃ焼け石に水だ」という意見もあるでしょうが、されどそれは大いなる一歩(七歩)であると私は考えます。

 とは言え、「1年間に7日くらい休む」は平均よりも多い頻度であるという圧倒的な事実があるのも然り。「閑散期に休む」「連休戦略を発動して周囲の心象を悪くしないように努める」「完璧な言い訳を炸裂させる」「社内では真面目で謙虚な勤務態度を貫く」など、細やかな戦術が要請されるでしょう。

 

ケース5. 1年間に10日以上休む

 「1年間に10日以上休む」は欠勤の頻度としては「かなり多い」部類に入ります。「よく休む人」というレッテルを貼られるのは必定であることを覚悟しておきましょう。

 このレベルに達することができるのはある種の特殊能力を持ち合わせた人のみと言うことができます。

 
・営業成績が圧倒的に優秀である。「結果を出してるんだから支障ないでしょ」という完璧な理由で休むことができます。実力で休みを勝ち取る正攻法です。

・メンタルが異様に強い。周囲に何を言われようと、どんな態度をされようと全く動じないという先天的な才覚の持ち主です。

・転職魔。悪評が立った頃に職場を去り、次の仕事を見つけるタイプです。ゴキブリの如き生命力(誉めている)が特徴です。

 

まとめ

 当「仮病ドットコム」が目指すところは健全な精神で仕事をし、健全に全力で休むことです。休みは多ければ多いほうが良い。

 とは言え、特にここ日本においては休みの頻度は考えどころであり、ある程度空気を読み、忖度しながら取得しなければならないようです。本稿における「会社を休む頻度はどれくらいが適正か?」への回答は「年1日〜5日くらい」というものです。さあ、素晴らしき休日を過ごしましょう。

 
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