【厳選】後悔しない人生を送るための3つの思考法とは?

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 死に至る病は絶望のことである、でお馴染みのセーレン・キルケゴールの名言に以下のものがある。

 結婚したければすればいい。君は後悔するだろう。
 結婚したくなければしなくてもいい。それでも君は後悔するだろう。

 人生には常に二つの選択肢がある。するか、しないか。
 その「するか、しないか」は、自分自身の意志で選ぶことになる。

 結婚するか、しないか。
 仕事を辞めるか、辞めないか。
 欲しいものを買うか、買わないか。
 など。

 人生には、いつでも「するか、しないか」の二つの可能性があり、いずれか選択することができる。私が偽らざる考えを皆さんに友だちとして忠告するならば、「それをしようが、しまいが、いずれにしても後悔することになる」ということだ。

 セーレン・キルケゴール

 我々はどちらを選んでも後悔することになるという。
 キルケゴール、なんて身も蓋もないネガティブ野郎だ。

 だけど、それはあくまでもキルケゴールの考え。実際のところはどうなんだろう。
 あるいは、「するか、しないか」のどちらを選んでも後悔するのなら、後悔の少ないのはどちらなのだろうか。

 以下、後悔と上手に付き合う3つのポイントを紹介していこう。

 

1. 後悔とは「予測される後悔」のことであり、我々はそれを恐れる

 もちろん、キルケゴールの言うこともわかる。私のようにネガティブ思考になりがちであれば尚更。

 彼女と結婚してしまったら、自分の時間がなくなってストレスが溜まるかもしれない。
 (結婚する後悔)

 だけど、結婚しなかったら彼女は他の男に奪われ、一生孤独な生活を強いられるかもしれない。
 (結婚しない後悔)

 ここで言う後悔とは、「後悔することを予測している」状態であることに気づく。
 まだ何も起こっていないのに、「後悔するかもしれない」と恐れることが我々を何らかの行動に突き動かすのである。

 例を上げれば、定期的に宝くじを買う人の多くは、この「予測後悔」を恐れて宝くじを買い続けている。
 たまたまその時に買い忘れてしまったがために大当たりを逃す、という後悔を避けるためである。
 うん、わかる気がする。

 この「予測後悔」という考え方を知っておくだけでも、自分が今、未来に対して何を恐れているのかを客観視するのが容易になる。

 

2. 「何をしたか」を悔やむのではなく、我々は「何もしなかったこと」に後悔する

「する」「しない」どっちを選べばいいの?

 先のことはわからない。
 何が起こるかわからないし、起こったことに対してどのように後悔するのかということも、実際のところわからない。
 今感じることのできるのは、「後悔する気がする」ということだけ。
 しかも、「いずれにしても、後悔する気がする」と考えてしまう。

 じゃあ、「する」と「しない」と、どちらを選ぶべきなのだろうか。

 よく言われるのは、「やってする後悔よりも、しなかった後悔のほうが大きい」ということである。「だから、後悔しないために、思い切ってやりなさい」と。
 懐疑的で行動力がなくネガティブに考えがちな私などは、本、映画、ドラマなどであちこちから放たれる「後悔しないためにやりなさい」という言葉を聞く度に「本当かよ」と思ってしまうのだが、どうやらこれは真実らしいのである。

 

しなかった後悔は無限に広がって苦しめる

 論拠はある。心理学者のニール・ローズはこう言う。

 あなたが自分の意志で何らかの行動を起こした場合、その結果が思わしくなかったとしても、その失敗がいつまでもあなたの心を悩ませ続けることはないだろう。あなたは、その失敗を反省し、何らかの言い逃れをし、いつものように行動して、そして忘れてしまうだろう。
 しかし、何も行動を起こさなかった場合は、そうはいかない。そうなれば、あなたはこれからずっと長い間、自分の不作為を後悔することになるだろう。

 なぜ、何も行動を起こさなかった場合はずっと後悔し続けることになるのか。
 それは、「しない」という選択は「際限のない広がりを持っているから」であると、ニール・ローズは言う。

 つまり、何らかの行動を起こしたけれど失敗してしまった場合は、失敗を反省したり言い訳をしてみたりしているうちに自分の中で消化されてしまって、後悔はさほど残らない。
 しかし、何もしなかった場合は、失敗してしまったショックこそないものの、「やっぱりしておけばよかった」「ああすることもできた」と膨大な数の逃してしまった可能性が去来し、行動しなかった故に結果もわからずじまいだから消化されないままになってしまい、長い期間後悔し続ける羽目になってしまうのである。

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迷うならやるべし

 すなわち、「する」後悔は一瞬。
 だけど、「しない」後悔は一生。
 と言い換えることもできるだろう。

 結論。
 迷っていることがあるなら、やったほうがいい。

 

3. 後悔に悩む時の2つの処方箋

 それでも、後悔が頭から離れなくて苦しいという時もある。にんげんだもの。
 そんな時の解決策を提示しておこう。

 

気にしないこと

 気にしちゃうから後悔してるんだろ。わかります。
 だけど、後悔なんて考え方ひとつによるもの。
 同じ状況で、悔やみ続ける人もいれば、「まーいいやー。次行こう」と思う人もいれば、全く何も思わない人さえいる。

 覆水盆に返らず。こぼれたミルクに泣かないで。
 ことわざにもあるように、「後悔しても仕方ないよ、次行こう」と昔の人だって考えていた。
 起こってしまったことは仕方ない。戻らない。

 一旦決めると元に戻せないような決定は、その結果がどうなったにせよ、あまり後悔しなくてもよい

 ニール・ローズ

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後悔は学びと考えること

 それでも後悔の思いが去来してしまうのならば、その後悔を無理に消し去ろうとするのは、むしろ逆効果となる場合がある。
 「シロクマのリバウンド効果」と言って、人は考えないようにと思うと逆にそのことを考えてしまい、心から消し去れなくなってしまうのです。禁止されるとやりたくなるのと同様の効果。

 であれば、その後悔は将来のための英知であると考えましょう。
 未来に来るべき選択をより良く、より豊かにするための準備期間であり、今の後悔がなかったら将来、もっと悪い選択をすることになっていたかもしれないな、と考えるのです。

 後悔しない人なんていないし、後悔は悪いことじゃない。
 むしろ、後悔しない人がいれば、大変に浅はかなことではないでしょうか。