【仮病】風邪で仕事を休むときの注意点とは?

 風邪は、最もポピュラーな病気ですから、仮病にも転用しやすいです。
 今まで一度も風邪をひいたことのないという人は恐らくごく少数でしょうから、「風邪なので休みます」と言えば、相手も「ああ、風邪ね」とすぐに納得してもらえます。
 この分かりやすさが人気の秘密でしょう。

 ただ、最もポピュラーであり仮病としても人気が高いゆえの欠点もあります。それはバレやすいということです。

 

バレやすい風邪の仮病

 ある調査によれば、仮病の際に最もよく使われるのが風邪だということですから、「風邪で休みます」と申告することは、「仮病で休みます」という意味を内包しているようなものなのです。
 電話口で、風邪で休む旨を上司などに報告する場合には、「説得力のある咳」や「凄味のあるだるそうな感じ」などの高度な技術が要請されますし、本物の風邪に罹った状態で電話する場合に比べて、嘘の演技は大げさにやりすぎて、逆に信憑性が低くなってしまう傾向にあるのです。

  仮病で休む際の会社への電話のかけ方

 

「風邪なんかで休むのか」

 増して、風邪は病気の中でも地位の低いものであるということも欠点です。つまり、「風邪なんかで休むのか」と思われてしまうということです。

 ライオン株式会社が2011年に全国の20代~50代の有職男女1000人に対して行ったアンケートによれば、「会社の同僚や上司、部下が何℃以上の熱があったら会社を休んでも仕方がないと思うか」という質問に対する回答の平均は「37.9℃」だそうですから、これはかなり厳しい結果と言えるでしょう。
 たいていの人は、体温が37.0℃を超えると違和感を覚えますし、37.5℃以上となると足取りはふらふらになり、思考もぼんやりする状態になります。
 38.0℃となってしまうと横になっていても苦しいわけですから、それに限りなく近い「37.9℃」でようやく休めるだなんて、狂気の沙汰と言えます。

  バレない仮病のためにおすすめする5つの症状と言い訳

 

まとめ

 従って、仮病で風邪を用いることは、お手軽な上に承認率が高く、人気の高い方法と言えますが、その分、技術も必要ですし、リスクも大きいと言えるでしょう。
 ただし、「37.9℃以上の熱がありそうな演技」ができれば、信憑性がグッと上がります。

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