いくら稼げる?クラウドソーシングで1ヶ月間本気でライティングをやってみて良かった5つのこと

 クラウドソーシングとは、インターネットを介して誰でも簡単に仕事の受発注ができる仕組みのことです。仕事の案件としては、文書作成、ロゴの作成、簡単なアンケート、プログラミングなど、インターネットを通じて納品できるものに限られます。「ボールペンの組み立て」のような物理的な内職案件はありません。

 クラウドソーシングは今やその市場規模の拡大が日経新聞に取り上げられるほどに周知され、現在の社会に必要不可欠なものになりつつあります。

 私はかつて無職になった時、クラウドワークスというクラウドソーシングサイトで1ヶ月間本気を出して取り組んだらどれくらい稼げるのかを身をもって実験したことがあります。全てタスク案件(不特定多数の人に発注される仕事。気楽にできる分、報酬単価が低い)のライティング(記事作成)です。結果、1ヶ月で75,000円の収入になりました。これが高いか安いかはそれぞれの価値観によるところが大きいと思います。詳しくは下記で述べていきます。

 本稿においては報酬や収入も含めた「クラウドソーシングで1ヶ月間タスク案件のライティングをしてみて良かった5つのこと」について私の感じたことを紹介したいと思います。

 

1. タイピングが早くなった

 タスク案件はとにかく仕上げるスピードが命です。「〇〇についての記事△△字以上で□□円」という形で不特定多数に出された案件を早い者勝ちで受注してひたすらにこなしていくのが基本スタイルですから、たくさん記事を仕上げるほど多くの報酬が発生することとなります。

 そこは質より量の世界です。とにかく記事を迅速に仕上げるためには無駄のないタイピングが必須となります。クラウドソーシングでライティングを朝から晩まで毎日こなして行く中で、私はタイピングについて試行錯誤を重ねた結果、より正確により速くなって行くのを確実に実感できました。それに伴い記事作成の効率も飛躍的に伸びていきました。

 現在、趣味兼副業として複数のブログを運営しているわけですが、あの時に素早いタイピングを身に付けておいて本当に良かったと思うのでした。タイピングの速さは一つの立派なスキルです。

 

2. どんな記事でも素早く書けるようになった

 記事作成の効率化において「タイピングの速さ」と双璧をなす要件が「頭の回転の速さ」です。いくらキーボードを打つのが早くても、頭の中で書くべき文章が出来上がっていなければ何も書くことができません。ここでいう「頭の回転の速さ」とは、出されたテーマについて迅速に頭の中で文章を構成できる能力ということです。

 私はもともと文章を書くのは好きだったのですが、スピードがとにかく遅かったのでした。完璧主義的な性格も災いしたのか、1000字程度の文章を仕上げるのに集中力を欠き2日以上かかることもありました。

 しかし、クラウドソーシングではそうはいきません。そこは質より量の世界です。悩んでいる暇があったら手を動かしたほうがいい。書く前に充分に考えることも大事だけれど、とにかく書き始めて書きながら考えることがことさら重要になってくる。

 そのようにして自分を鍛錬した結果、テーマを与えられた瞬間に適切な文章の構成が大雑把に頭に浮かび、あとの細かい部分は実際に書きながら考えるということができるようになりました。一つの記事を仕上げるのに2日間かかっていた私が、クラウドソーシングのタスク案件をこなすうちに10分以内で400字の文章を仕上げることができるようになっていました。これは大きな進歩です。

 ちなみに、記事の質についてです。もちろん、迅速に仕上げた記事が承認されなければ意味がないのですが、経験上「きちんとテーマに沿っていて」「普通に読める文章であり」「他記事のパクリではない」という要件が揃っていれば否認されることはまずありません。つまりは普通に誠実に取り組んでいれば承認されるということです。私は書き上げた記事については一度も否認されたことはありません。

 

3. アフィリエイトの可能性を知ることができた

 クラウドソーシングのタスク案件には、例えば「400字の日記を書いて70円の報酬」というものがよくありました。誰が書いたかわからないただの日記に70円もの値打ちがあるのが最初は不思議でした。

 少し深く考えてみれば、これはつまり「70円を支払ってでも他人が書いた日記風の記事が欲しい人がいる」ということです。発注者がいるから私がクラウドソーシングで報酬を得ることができるからのです。

 発注者は遊びで「400字の日記を書いて70円の報酬」の案件を出しているのではありません。れっきとしたビジネスとして発注をしているはずです。それは「70円を必要経費として得た400字の日記によって、70円以上の利益を出すことができる」ということに他なりません。クラウドソーシングでタスク案件をこなす私たちは下請けということです。

 そのことに気づいてから、アフィリエイトの可能性についてわかってきたような気がしたのでした。ただの日記に70円の価値があるのなら、自分でブログを開設して日記を書き続けていれば1記事につき70円以上の報酬を生み出す可能性があるということです(もちろん、話はそんなに単純ではありませんが)。

 1ヶ月間クラウドソーシングをこなした後、私が自分でブログを開設して運営していくきっかけとなったのでした。

 

4. アフィリエイトにおける稼げる案件を知ることができた

 クラウドソーシングのライティング案件においては、上述の日記案件は最も報酬が低い部類に入るものですが、逆に報酬が高いジャンルというのも存在します。報酬効率を高めるためには、文字数あたりの単価の高い案件に取り組むことが要請されます。私が気に入って書いていたジャンルは「自動車保険」「看護師の転職」「借金」「クレジットカード」「クルマ買取」で、いずれも揃って高単価案件でした(400字で150円くらい)。

 で、なぜこれらのジャンルは報酬単価が高いのかと考えてみれば、発注者は高い報酬を支払ってもそれ以上に利益を出すことが出来るためであると推測されます。つまりそれらは「アフィリエイトにおいて稼げるジャンル」であるということです。

 後に私は自分でブログを運営しアフィリエイトに取り組み始めるわけですが、このようなアフィリエイトの基礎を身をもって体験できたことは幸運であると思います。実際に課されたテーマについて調べながらタスク案件をこなしていたのでそれなりの知識を身につけることもできました。

 

5. 自宅にいながらにして報酬(お金)を得ることができた

 気になるお金の話です。冒頭で1ヶ月間で75,000円の報酬になったと書きました。もちろんもっと稼ぐ人はいますが、この報酬額は極めて妥当なものであると私は考えています。

 家から一歩も出ずにそんなに稼げるなんてすごい時代になったものだと感慨深く思ったものですが、これを高いと考えるか安いと考えるかはそれぞれの人次第でしょう。クラウドソーシングのライティングで頑張れば月に75,000円稼げるということを踏まえて、メリットとデメリットとして下記に挙げていきます。

 まずはデメリットから見ていきましょう。

 

デメリット

報酬単価が低い

 上述の報酬75,000円は私が1ヶ月間朝から晩までクラウドワークスにおいて一日も休むことなくタスク案件に取り組んだ結果です。もちろん途中で休憩は挟んでいますが、基本的には一日中自分に鞭打ってものすごい集中力で取り組んでいました。

 これを時間給で換算すると、仮に1日8時間×25日として、75,000円÷250時間=時給300円です。時給300円です。大事なことなので二回言いました。

 もちろん、クラウドソーシングでもっと稼ぐ人はいるでしょう。タスクではなく発注者と受注者が一対一の関係で仕事をやり取りするプロジェクト型であれば、責任と品質が求められるので報酬単価はもっと高くなります。あるいは、プログラミングやデザインの仕事であればもっと効率よく稼ぐことができます。

 時給300円程度というのは、気軽に取り組むことが出来るクラウドソーシングにおいては極めて現実な数字であると言えましょう。常に高単価の案件が揃っているとも限りません。これを「安すぎる」と考えるか「自宅で自由にできるんだから妥当である」と考えるかは人それぞれです。

自己管理をする必要がある

 一般的な会社員やアルバイトであれば出勤するだけで給与が発生します。仕事をする・しないに関わらずタイムカードを押しさえすればお金になるのです。

 それに対して、クラウドソーシングは完全出来高制です。実際に仕事に取り組んでそれを仕上げ、発注者に承認されなければお金になりません。「今日はなんかやる気が出ないなー」という日は誰にでもあると思いますが、そんな時に実際に何もしなければ1円にもならないという残酷な世界。自由と引き換えの圧倒的な自己責任がそこにはあります。

単純作業の繰り返しで飽きる

 クラウドソーシングのタスク案件は基本的に同じ作業の繰り返しです。不特定多数に向けて募集されている仕事を選んで記事を書く。それを朝から晩までやるだけ。先述の通り、数多くの案件をこなさなければまとまった報酬にならないので集中力の維持が必要となります。

 私は1ヶ月間毎日クラウドソーシングに取り組みましたが、正直、楽しいのは最初だけで後半は飽きてくる上に疲労困憊でした。特に、常に頭を使っている感じなので脳が疲れます。にも関わらず、報酬は低い。本気で長期間クラウドソーシングでライティングの仕事をするとなると、頭の疲労、集中力の維持、飽きてくることとの戦いになると思います。

 同じく文章を書く仕事であれば、アフィリエイトやブログの方がアクセスが目に見えて伸びたり自分メディアを自分なりに自由に工夫してできるので、長く取り組みやすいように思います。現に私はクラウドソーシングは1ヶ月でやめてしまいましたが、ブログについては年単位で継続できています。

 

メリット

家から出る必要がない

 パソコン一台さえあれば手軽に稼ぐことができます。出不精の人にはうってつけでしょう。朝起きたらパジャマ姿のままで仕事に取り組むことができます。

人と会う必要がない

 誰に指図をされるでもなく一人でできるので人間関係に疲れることが絶対にありません。

スキマ時間で取り組める

 クラウドソーシングは子育て中の主婦など、パートに出るためのまとまった時間は取れないけれど少しは家計の足しにしたいという人には最適な環境です。また、スキマ時間で仕事をすることができるため、サラリーマンの副業としても適しています。

自分のペースでできる

 自分の好きな時に好きな場所で好きなだけ仕事ができます。究極の自由と言っては言い過ぎでしょうか。

すぐに確実に報酬になる

 アフィリエイトとの比較になりますが、アフィリエイトは検索エンジンに評価されるためには3ヶ月程度の期間を要するため、記事を書いてすぐに報酬が得られるとは限りません。また、記事の品質が低かったり、競合が強すぎたり、ターゲットを間違ったりしていた場合、記事を書いてもアクセスがほぼないということがかなりの頻度で起こり得ます。
 
 それに比べてクラウドソーシングにおいては無料で登録できますし、それなりの普通の文章が書けていればすぐに報酬に繋がります。アフィリエイトは当たったときの報酬は高いけれど確実性が低く、クラウドソーシングのライティングは報酬は低いけれど確実性が高いと言えるでしょう。

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