正常な人間であればアルバイトを休みたいと思うことは日常茶飯事なはずです。特に怠け者の私にとっては、常に高い意識を持って意欲的に働くことのできる精神のほうがどうかしていると思わざるを得ません。
というわけで、休みたい時には休むに限ります。
下記「アルバイトを休む理由・言い訳鉄壁の5選」で快適なホリデイをその手に勝ち取る一助にして欲しいと思います。必要なのはほんの少しの勇気と行動力。それは誰にでも備わっているものなのです。
1. 風邪 ―仮病の基本
風邪はアルバイトを休む理由としては鉄板であり汎用性の高いものですが、それだけに「バレやすい」というデメリットがあります。仮病における最重要課題は「バレない」ことです。
それに加え、風邪は症状が広範であり長続きし煩瑣であるという欠陥もあります。風邪で休んだ次の日に何事もなかったかのように振る舞うのはなかなか勇気の要ることです。通常、風邪は一日で完治することなどあり得ないわけで、次の出勤の際には「治りかけ」の演技をする必要があります。すなわち、咳を小出しにし、鼻をかみ、突発的にくしゃみをし、やや熱っぽくねだるそうに振る舞うことです。
それでも風邪が鉄板たり得るのは「風邪で休みます」とさえ電話(場合によってはLINEやメール)で伝えれば高い確率で休めるという事実であり、翌日以降の出勤の際には「マスク」をして出勤すればそれなりの説得力を持たせることができる点です。
風邪は仮病の基本です。風邪を制する者は欠勤を制する。仕事を休むことを生きがいにする練達の仮病師も風邪から始め、その他の症状を経過し、過激な病状(ノロウイルス、肉離れ、心筋梗塞など)に足を踏み入れつつ、最終的には風邪に回帰します。スーパーマリオが未だにゲームの名作であるように、風邪もオールタイムベストな味わい深い計略のうちの一つであるというわけです。
また、風邪の応用として「熱が出た(風邪ではないっぽいけど)」という理由で休むことも有効な戦略です。言うまでもなく、風邪ではないので出勤した際には面倒な演技が全く必要ないことがかけがえのない利点です。
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2. 頭痛 ―バレる余地がない
頭痛もアルバイトを休む上では基本であり鉄板ですが、風邪と大きく異なる点は「面倒な演技の必要がない」というかけがえのないメリットが存在することです。
風邪については信憑性を増すために咳をするなどの挙動が必要となりますが、頭痛については少ししかめっ面をする程度で済みます。まして、電話連絡にて欠勤を申し伝える際にはそれさえも不要であり、少し苦しそうに「頭が痛くて起き上がれないので休ませてください」と申告するだけ。翌日以降の出勤の際にも咳などの具体的な行動は全く必要ありません。「すっかり治りました」と言ってケロっとしていれば良いのです。
仮病でアルバイトを休む際の鉄壁な要素は「症状が第三者にわからない」ことです。つまりは、自己申告すればそれが通用する症状を選ぶことです。頭が痛いかどうかは見た目では判別できないので、当人の言葉を信じるしかないというわけです。
注意点としては、頭痛は一般的な症状過ぎて軽んじられる可能性があるということです。例えば、同僚から「俺だって頭が痛いのに頭痛薬を飲んで頑張って出勤してきたんだ」との妬みを買う可能性があるかもしれないことです。それを回避するためには、頭痛を理由に休みすぎないことが重要です。また、普段の勤務態度が真面目であればあるほど信憑性は高くなる傾向もあります。
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3. 腹痛 ―休むためのリアリズム
頭痛が症状が第三者に見えなく実態のないファンタジーであるのに対し、腹痛はトイレと深い関係にあるリアリズムと言えるでしょう。頭痛が「痛いから出勤できない」ことを理由にするのに対し、腹痛は「痛い上にトイレから離れられない」という相乗効果さえ狙うことができるというわけです。
次の出勤の際には何食わぬ顔をして「原因はわかりませんが、食あたりか何かかもしれません」とでも言っておけば良いのです。「お前のことだから腐ったものでも食べたんだろー」なんて笑い話になればこっちのものです。欠勤したことなんてすぐに皆忘れてくれるでしょう。
腹痛における注意点はあまりにも長引くと過剰に深刻になってしまう点です。連休をしすぎて臓器系の重症やウイルス感染症を疑われた挙句「病院に行って診断してもらいなさい」なんて言われたら言い訳の選択肢が狭まってしまいます。あくまでも腹痛では「食あたりか何かで一日だけ休む」ことが要請されます。
食品を扱う職場であれば尚更、腹痛や次に挙げる吐き気で休みやすいことは覚えておいて損はありません。また、女性であれば生理痛を理由に休むことも選択肢の一つです。
4. 吐き気 ―とにかく体調が悪いんだ!
言わば腹痛を苛烈にしたものが吐き気です。生命にとって最重要である食べるという行為を受け付けないばかりか戻してしまうという状態は尋常ならざるものであり、極めて深刻な事態です。そう、吐き気が含意するのはその緊急性であり、「理屈抜きでとにかくすごく体調が悪い」ことを表明することに他なりません。
もちろん、原因なんてわからないままにしておいて構いません。原因不明の吐き気でも疑わしい点は何もありません。後は他人が勝手にこじつけて「食あたりかな」「ストレスかな」と推測してくれればいいのです。
吐き気はそれ単体でも甚大なる効力を発揮するものですが、例えば「吐き気×発熱」「吐き気×腹痛」など他のコラボレーションが容易であり、深刻度をさらに嵩上げすることができる点も素晴らしいところです。
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5. 家庭の事情やその他の理由
仮病だけがアルバイトを休む理由ではありません。特に説得力がありそうな理由を下記に例示していきましょう。
親戚のお見舞いや葬式
架空の葬式をでっち上げることを「エア葬儀」と言いますが、葬式は最終手段とみなしていいでしょう。職場から「証拠を提出せよ」と言われたら困ってしまいますし、来るべき本当の葬式の際に辻褄が合わなくなってしまう可能性もあるからです。であれば、お見舞いや送迎、立ち会いくらいに留めておくのが良いと思います。
水漏れやガス漏れ
緊急事態として秀逸な言い訳です。「修理に立ち会わなければならないので休みます」というわけです。あるいは「上の階から水漏れがしてきて、掃除をしなければならない」という理由でもいいでしょう。当日の朝でも使える点も評価できます。
ペットが病気
「ペットを病院に連れて行く」という理由で休むのはアリかナシかという議論が近年活発である印象があります。私見ではアリだと思っていますが、まだまだ頭の固い人も世の中にはいますし、全ての人が動物に同情的とも限りません。とは言え、あまりに荒唐無稽な理由であるとも思えないので試しに申請してみるだけの価値はあると思います。
就職面接
さすがに当日の朝に「就職面接のため休みます」というのは無茶ですが、前もって申請しておけば確実に休みを獲得できるでしょう。
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