予め断っておきますと、私はfacebookのヘビーユーザーではないです。
アカウントは持っていますが、何人かの友人の投稿を見たりするだけ。かつての同級生を探そうとも思わないし、いいね!を付けようとも思わない。投稿もしたことがありません。
従って、facebookについては殆ど関心がないとみなして良いです。
ですが、facebookと連携して就職活動・転職活動ができるという「Switch.」なるサービスは、大変に気になりました。
それは、私が喉から手が出るほど転職をしたかったからというよりは、switch.がとても革新的な求人サービスだと感じたからです。
SNSと連携して就職活動のできる転職サイトが未だかつてあっただろうか、いや、ない(2016年7月時点)。
Switch.は就職活動・転職活動のあらゆる手間を省いた、非常に合理的なサービスです。
合理性1 登録までたったの1分!爆速!
1分で登録完了する求人サービスは未だかつてなかった。絶対に。それを実現したのはSwitch.が初めてであると断言して良いでしょう。
普通の、従来の転職サイトであれば、氏名、生年月日、住所、うんぬんかんぬんを入力して登録完了となります。速くても5分はかかるでしょうか。それにしても住所入力は何度やってもだるい。
switch.の場合、facebookと連携させれば登録完了です。たったそれだけ。1分。個人情報の入力項目は一切なし。
それらの個人情報はfacebookアカウントを作る際に入力しているから、facebookと連携して利用する仕組みのswitch.では必要ないのです。
私を含め、何らかのサービスに登録する際の最大の障壁は、登録の際の面倒な作業であるという人も多いと思います。そういった人には、ことさらSwitch.をおすすめします。
合理性2 卓越したブロック機能、転職活動がバレることはない。絶対に!
facebookという実名登録制のウェブサービスと連携して利用するSwitch.ですが、私の最初の懸念は、バレないの? ということでした。この人こんな転職サービスに登録してますよーって大々的にバレたら嫌だな。というか、危機である。
もちろん、大丈夫です。心配無用。
switch.を利用していることは、facebookの友達に明かされることはありません。
現在の職場の人とfacebook上で友達になっていても、switch.を使って転職を視野に入れていることはバレないということです。安心。
また、もしかしたら現在在籍している会社の人事部がswitch.を利用して、求人活動を行うかもしれない。そこで偶然にも、switch.に登録しているあなたを見つけてしまうかもしれない。こいつ、転職しようとしていやがる、とバレてしまうかもしれない。
こちらも心配無用。
switchに登録する際には、初めにブロック企業を選びます。ここであなたの会社を選択しておけば、当該企業はswitch.上であなたを見つけることができなくなります。
つまり、会社にバレることはないということです。なんて気が利く。
合理性3 登録したら企業からのオファーを待つだけ!
Switch.は、スカウト型転職マッチングサービスと呼ばれるものです。つまり、企業側からあなたにオファーが届くのです。
バブル崩壊後の日本の就職活動は、未だ熾烈です。こちらから企業にヘコヘコしなければならない。圧迫面接なんてふざけたものさえある。企業は僕たちを何だと思ってるんだ。
スカウト型のswitch.では、もちろんこちらから登録企業にアプローチすることもできますが、醍醐味は企業からのオファーを受けること。
ただ待っているだけでもいいのです。
企業へのアプローチの仕方、企業からのオファーには「いいね!」を使います。
こちらから企業に「いいね!」を送れば、「貴社に興味がありますよ」という意思表示をしたことになります。なんてお手軽。
逆に企業から「いいね!」が届けば、スカウトが来たということ。ここでこちらからも「いいね!」を返すことで、企業側とチャットで一対一のやり取りができるようになります。メールでは堅苦しいし、面接では聞きづらいことも、チャットなら気軽に質問できます。
お互いに「いいね!」を付け合えば交渉成立で、チャットで個別交渉、といった感じです。
合理性4 丁寧に書いた履歴書を無駄にしなくて済む
上記の通り、企業との交渉は全てウェブ上で完了します。
もちろん、入社の前に面接はあるでしょうが、そこに至るまでの過程はウェブ上で済ませられるということです。
従来であれば、我々の就職活動・転職活動の際は、面接を受けられるかどうかわからない段階で履歴書を書き、運が悪ければそれが返送されてくる。
履歴書を一枚書くことは、非常に労力のかかるものです。丁寧に書かなければならない。誤字脱字をしてしまったら一巻の終わり。初めからやり直し。緊張。大変に疲れる。
そうやって魂を込めて書いた履歴書を、企業は無慈悲にも雑な折り目をつけて返送してきやがる。再利用不可。
また初めからやり直し。履歴書を書く。書く。書く。
しかしながらswitch.では、こんな苦労は要りません。
なぜなら、ウェブ上で面接までのやり取りが完結するからです。面接を受けられるかどうかわからない企業に闇雲に履歴書を送る必要なんてない。
ウェブ上の転職サービスの最大のメリットはここにあると思います。つまり、応募する側の負担を劇的に減らすことです。
合理性5 あなたの転職市場価値がわかる
前述の通り、Switch.は企業からオファーが届くことを特徴とします。受け身でも全く構わないのです。使い方は自由。
それはすなわち、登録してみてどれくらいオファーが来るのか、企業とどれくらいマッチングするのかを試すだけでも有用であるということです。マッチングされた中で希望の企業や業種があれば、儲けものです。
市場価値診断や強み診断を武器とする転職サービスとしては、MIIDAS(ミーダス)、あるいはリクナビNEXTのグッドポイント診断が代表としてあげられますが、それらと共にswitch.を利用することで、効率的な転職活動が推進されます。
switch.の使い方としては、メインというよりはサブとして利用するのが適切かと思います。
正直、たくさんの求人の中からガンガン検索するということには向いていません。そういうのは最大の求人保有数を誇るリクナビNEXTの得意分野でしょう。
Switch.は、どちらかと言えば、登録しておいてあとは企業からのオファーを楽しみに待ってみる、気になる企業があったら「いいね!」してみる、というサクッとした使い方が適しています。今までにない手軽さ、気軽さ、そして受け身で転職活動ができることが最大のメリットです。
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