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会社を長期(1ヶ月程度~)にわたって休む方法 ―うつ病、抑うつ状態との診断書を味方につける

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 ほんの数年も社会人生活をしていれば、長期休暇が欲しいと思うことは当然の話です。
 もちろん、お盆休みや年末年始の休暇はあるでしょうが、たった1週間程度の雀の涙ほどの休暇ですから、それじゃあ全然休んだ気にならないでしょう。

 子供の頃のように、1ヶ月程度のびのびと休みたいというのは、社会に出た者としては当たり前の願望と言えるでしょう。

 社会人になってしまった以上、もう長期休暇をとることはできないのでしょうか。
 いや、そうではありません。
 下記に掲げる簡単な方法を使えば、小学校の夏休みのように全く気兼ねなくというわけにはいきませんが、1ヶ月から、極めて上手に実践すれば数年の休みを獲得することができるのです。
 これは、ワーカホリックが跋扈する現代日本において、福音とも呼ぶべき救済、あるいは朗報であると私は考えます。

 

step 1 病院に行く

 社会人とかいうやつになってしまった以上、休日の取得には病院の助けが必要不可欠です。まして、長期で休むともなれば、医師の診断書が唯一の方舟となるでしょう。

 近所の、精神科の診療をしている病院に行きます。
 心療内科というのも似たようなものなのですが、心療内科は、ストレスなど心の負担が原因となる体への変調を治したいという人が受診する場所です。
 精神科は、体の変調というよりは「だるい」「気が滅入る」という気分を診療する場所です。(と、私は解釈しています)
 我々は、体の変調を治療しに行くのではなく、長期休暇を取得するべく診断書を書いてもらうために病院に行くのですから、本稿におけるおすすめは精神科となります。

※精神科という場所について

 精神科と聞くと、かなりネガティブで暗いイメージを抱かれるかもしれません。私も初めはそうで、大変気兼ねしていました。
 しかし、精神科の受診は、そんなに敷居の高いものではないことがわかりました。
 そこは、極めて日常の延長線上にあるクリーンな場所です。
 患者さんも、至って普通のおとなしめの人が大半を占めます。
 精神科を受診するためのためらいは、全て杞憂であると私は断言してもいいでしょう。うしろめたいことも何もありません。
 最近では、「メンタルクリニック」など、だいぶフランクで親しみやすい名称の付いた病院が増えてきていますから、心理的な障壁はだいぶ低くなりつつあります。

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step 2 医師に診断書を書いてもらう

 できれば、診断書を書いてもらうギリギリのときに初めて受診するのではなく、予め通院しておき、「いよいよ駄目そうだから、診断書を書いて欲しい」と医師に告げるのが、最もスムーズな方法であると考えます。
 いきなり病院を訪ねて駄々をこねれば診断書を書いてもらえるとは思いますが、全ての医師がそこまで寛容であるとは限りません。頭の固い医者も世の中にはいるのです。
 従って、なるべく優しそうな、あるいはすれっからしの先生を選ぶのも重要な事項と言えるでしょう。
 医師が診断書を書けば、その料金は病院の利益になり、こっちとしても医師のバックアップのもとに休みを取得できるというわけで、医師と我々はwin-winの関係であるということは覚えておいて損はないと思います。

 私の場合、半年ほど通院した後に出社不可能な状態に陥り、「抑うつ状態」との診断で「1ヶ月間休みを要する」との診断書を書いてもらい、実際に休みました。
 「どのくらい休み欲しい? 1ヶ月くらいかな」と医師から話がトントンと進んで、頼んでもいないのに診断をしてくれたというのが実際のところです。棚からぼたもち状態でした。

 特筆すべきは、「うつ病」と診断されなくてもいいということです。
 単なる「抑うつ状態」でも、長期休暇を取得する要件になるということです。
 その「抑うつ状態」がどういう状態なのか、よくわかりませんが、少なくとも1ヶ月の長きにわたって休むに足る状態であるとは言えるでしょう。
 診断書の発行手数料は、病院によって差はありますが、おおよそ5000円かかります。

 

※受診の仕方について ―医師との問答

 普通に精神科に通院する際、医師に何を告げればいいかについては、悩みどころだと思います。
 これも私の例ですが、初診ではとにかく「気が滅入る」「逃げ出したくなる」「だるい」と言っていました。
 「死にたい」とか言っても、医師は極めて冷静に時に懐疑的に対処しますから、あまりそういったことは言わないほうがいいように思いますが、本当に死にたい場合、きちんと相談しましょう。

 初診以降は、「体調はどうですか」と訊かれれば、「まあまあです」とか「いいと思います」と答えていました。このようにかなり曖昧な返答でも構わないのです。
 あとは、「なにか困ってることはありますか」と尋ねられたら、日常の悩みなどをやや大袈裟にでも伝えるくらいのことはしてもいいでしょうが、こっちの悩みなんて全然聞いてくれない先生も中にはいますから、医師の仕事は薬の種類や分量を選定し、処方することのみにあると考えて良さそうです。

 通院期間においては、いざというとき長期休暇を取得するための準備期間と捉えましょう。
 そのためにも、精神状態があまり良くない、改善されないということを貫き通しましょう。
 もらった薬は、本当に体調が良くなければ指示通りに服用すればいいですし、別に体調が悪くなければ飲まなければいいのです。

 症状が軽いとみなされた場合、一回の受診につき薬代を含めて2000円〜3000円の出費で収まるでしょう。

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step 3 長期休暇を取得する ―決戦の時

 いよいよ、長期休暇を取得したくなった場合、医師にどう告げるかという問題です。
 これは、単刀直入に、「これこれこういう事情で、全然仕事が手に付かないし、出社もする気になれない。ひとりでどこかへ逃げてしまいかねない。そうならないためにも、1ヶ月程度療養したいので、診断書を書いていただきたい」と申し出るのがスムーズであると思います。

 それで駄目だったら、「休めないなら死ぬ」くらいのことは言っていいと思います。そうやって駄々をこねて、診断書を書いてもらった人などたくさんいますから、汎用性の高い戦略のうちの一つと言っていいでしょう。
 他にも強引な策は様々あるでしょうが、なるべく穏便に、健康な状態で休暇を取得するのが一番です。

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勝ち取った長期休暇の過ごし方

 これといって、何をすべきということはありません。
 つまり、何をしても自由ということになります。
 遠方に遊びに行くもよし、昼間からテレビを見るもよし、クリアしてなかったゲームをするもよし、積んだままにしていた読書をするもよし、酔っ払っているのもよし。
 あらゆるしがらみから解放された、信じられないほどの自由がそこにあります。

 注意点は、休暇分の収入の問題と、休み明けの出社がこれまた信じられないほど億劫になるということでしょうか。
 収入については、社会保険に加入していてある程度の条件を満たせば、「傷病手当金」の申請をすることで、給与の3分の2を獲得することができますから、そんなに不安にならずに過ごせるかと思います。

  うつ病・抑うつ状態で退職しても傷病手当金を1年半もらい続けるための全手順

 出社の億劫さは大問題ですが、あまりにも億劫な場合、そのまま退社してしまうという選択肢もあります。私は実際、そうしました。
 傷病手当金は、退社後も最長で1年半は貰い続けることができますので、1年半後を気楽に考えることができれば、あまりに嫌な場合、退社してしまっても構わないと考えます。