ストレスと戦う現代社会などと良く言われますが、ストレスという物体が私たちに迫ってくるのではありません。ストレスとは私たちの心のあり方の問題です。
例えば「他人にミスを指摘された」という場合でも受け止め方は千差万別です。例えば、Aさんは「間違いを見つけてくれてありがとう」と思った。Bさんは「いちいちうるさいな」と思った。Cさんは「また間違ってしまったから自分は駄目な人間だ」と思った。
要するにこれが多様性であり個性なのですが、ストレスの溜まらない考え方というものがあることに気づきます。上記の場合、同じ「ミスを指摘された」という状況でもAさんの受けるストレスは低いように思います。
ストレスというものが外部から私たちにダメージを与えるのではなく、私たちの物事の受け止め方の問題です。考え方によってそれはストレスになったり、ならなかったりするのです。ですが、慢性的に緊張感にさらされ続けることによって脳が疲れてしまい、考え方がネガティブに偏ってしまうことが明らかになっています。そのことを現代社会に生きる私たちは広義の意味で「ストレス」と呼んでいます。
と言うことは、ストレスに対抗するためには脳を疲弊させないことが第一要件であることがわかります。脳の疲労は栄養不足、神経伝達物質の分泌不足によって起こります。どんなときでも正常で冷静な判断を可能にするための「強烈なストレスを受け続けている時に試したいサプリメント5選」をサプリメントマニアである私が下記で紹介していきましょう。
1. ロディオラ・ロゼア
抗ストレス作用のあるハーブの総称を「アダプトゲン」と呼び、高山植物のエキスであるロディオラ・ロゼアはアダプトゲンの代表です。アダプトゲンにはアシュワガンダ、バコパ、バレリアン、ギンコビロバなど様々ありますが、私がロディオラ・ロゼアをおすすめする一番の理由は科学的にその効果が研究され尽くされており、安心して使用できるからです。
ロディオラ・ロゼアは古来より滋養強壮のために用いられており、圧倒的な成績を収めた旧ソ連のオリンピック選手が使用していたことから一気に認知度が上がり、研究の対象となりました。アダプトゲンの中でも発表論文数は圧倒的で、その高い効果はお墨付きです。
私が最初に飲み始めたサプリメントがロディオラ・ロゼアであり、選んだ理由は「1.科学的に信頼ができること」「2.アメリカでは実際に安全な抗うつ薬の代替として使用されていること」「3.副作用がほぼないこと」です。摂取することにより、気持ちが落ち着いて冷静な判断ができるようになると実感しています。
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2. ギャバ
その抗ストレス効果が高く評価されているギャバですが、正式名はガンマアミノ酪酸(Gamma Amino Butyric Acid)でありその頭文字を取って一般的にギャバ(GABA)と呼ばれています。ギャバが広く知られることとなった理由の一つにギャバ入りのチョコレートが人気を博したことが挙げられます。
ギャバの摂取がなぜストレス対策になるかというと、脳内で鎮静効果のある神経伝達物質として作用すると共に、ドーパミン、アドレナリン、ノルアドレナリンなどの興奮をもたらす物質の分泌を抑制するためです。リラックス効果をもたらし、ストレスを抑制するのです。不眠症、寝付きの悪い人にも効果的です。
ギャバは脳内神経伝達物質の中でも最も重要なもののうちの一つとされていますから、積極的な摂取が推奨されます。
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3. 亜鉛
うつ病や精神疾患を患っている人には体内における亜鉛が圧倒的に足りていないことがわかっています。これはストレスによって大量の亜鉛が消費されてしまったことが原因として考えられます。
亜鉛には脳に働きかけて細胞の増殖・発達を活性化する作用があります。脳細胞が活性化することによって私たちには抗ストレス作用がもたらされるのですが、亜鉛が足りないとストレスによって細胞が死滅していくばかりになってしまいます。結果、脳はネガティブ思考に偏ってしまい、体調が不要になってしまうというわけです。
亜鉛の効果というと一般的に「味覚障害に効果がある」「体毛の原料となる」くらいしか広く知られていないように思いますが、私たちのメンタルを健全に保つために極めて重要なミネラルのうちの一つなのです。
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4. マグネシウム
マグネシウムも私たちが正常な精神を保持するために非常に重要なミネラルです。
上記亜鉛同様、ストレスがかかると私たちの体内では大量のマグネシウムが消費されてしまうことがわかっており、慢性的な欠乏症は細胞の活性化を妨げ、ストレスに対抗する術がなくなってしまうのです。充分な量のマグネシウムを摂取することによって私たちの脳は正常に働き、記憶力や集中力などの学習能力も向上することとなります。
また、マグネシウムは眠りに大きく関連するミネラルでもあります。マグネシウムの欠乏は睡眠の質を大きく落としてしまうことがわかっており、「最近眠れない」「寝ても疲れが取れない」という人は特に意識してマグネシウムを積極的に摂取すべきです。
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5. コリン
コリンは卵黄に多く含まれる物質で、ビタミンBに似た働きをすることからビタミンB様物質と呼ばれています。脳にとっては必要不可欠な物質であることが明らかになってきており、コリン不足と認知症との相関関係が研究によって示されたり、アメリカにおいては必須栄養素として認められたりしております。
私がコリンを飲み始めて起こった大きな変化は、全く怒らなくなったということです。怒りやイライラはストレスの発露です。つまり、イライラしてしまうような考え方に脳が偏っていることを示す大いなる証拠なのであり、私がコリンによってイライラさえしなくなったということは要するにストレスが減ったことを示すものです。
コリンには脳内の神経伝達物質の働きを活性化すると共に気を落ち着かせる作用があります。日々のストレスでオーバーヒートした頭を冷静に保つ作用があるということです。
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